MOJOkunの日記

2019年末にヤフーブログが閉鎖になるのでこちらに引っ越しました。

たかだか云十年の習慣より、綿々とDNAに刻まれている記憶が優先するからではないかと想うわけです。

水曜日。
定休日。
耳鼻科にかかる予定でしたが、面倒くさくなりました。
外出はスーパーでの買い物だけ。

YouTubeの時代になり、洋の東西を問わずギター系インストラクターがたくさんいます。
馴染みのない外国語であっても日本語字幕が出せる場合があるし、基本使われる単語は万国共通であることが多いので、字幕がなくてもOK。
であるならば、長い間よく解らなかった「ジャズギター」のレッスン動画を観ても良いのですが、そうしません。
心から「弾きたい!」とは想っていないのでせう。
さて、忘れないうちに記しておきます。
それは「バックビート」問題。
バックビートとは裏拍のこと
最も流通しているであろうエイトビート、4/4拍子で、裏拍は「2」と「4」。
今の子等は、ものごころが付いて最初に聴く音楽はアニソンでせう。
おそらくその多くはエイトビートでせう。
その仮定で想像するに、幼稚園で教わる『犬のおまわりさん』は、
「迷子の迷子の仔猫ちゃん あなたのおうちは何処ですか」
エイトビートに聴こえるはずで、アクセントは最初の「子」と二番目の「子」に在り、それは裏拍のはずなのですが。
なぜこのことを記したいかといえば、洋の東西を問わないはず講師たちの、東洋系の人たちにバックビート感が希薄に想えるから。
それは、たかだか云十年の習慣より、綿々とDNAに刻まれている記憶が優先するからではないかと想うわけです。
おれは東アジアの人間で、その土地の民間伝承フォークソング(いわゆる民謡)は表拍にアクセントがあります。
4/4拍子の「1」と「3」に。
『炭坑節』も『東京音頭』や『オバQ 音頭』にしても。
中国や韓国で聴いた民謡も表拍にアクセントがありました。
ずいぶん昔のことですが、イエローマジックオーケストラの初聴きでがっかりしたことを憶えています。
それは彼らにバックビートが感じられなかったから。
おれは何の因果か「MOJO」などと名乗っていますが、ブルースが好きだから。
「MOJO」という語は古いブルースによく出てきます。
ブルースは裏拍の音楽で、おれはこれまでずっと裏拍を意識してギターを弾いてきました。
YMOの面々は「それは不自然だからもうやめよう」とのメッセージを込めていたのかもしれないっすね。
おれは止めなかったし、これからも止めないけれど。

ここまで。
明日も書きます。

今夜の一曲。
表拍にアクセントがあるように聴こえるマイケル・ジャクソン『ビリー・ジーン』


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