MOJOkunの日記

2019年末にヤフーブログが閉鎖になるのでこちらに引っ越しました。

代表作は『山椒魚』らしいのですが、あの作は妙に説教臭く、おれは井伏っぽくないと感じました。

金曜日。

週末ではありません。

明日は作業所が開所し、おれは通所します。

あ! 今思い出しましたが、院外薬局に寄って薬をピックアップすることを忘れました。

今朝処方箋を預けて「夕方に」という流れであったのに。

明日、忘れないうように。

 

井伏鱒二に『掛け持ち』という短編があり、文戯杯に投稿した『ふたつの聖夜』は、あのテイストにしたかった。

『掛け持ち』は、年の半分を温泉宿のしがない雇われ人として過ごす者が、違う半年は別の土地の宿で番頭としてブイブイいわす話です。

初見で『あ~、そういうのってあるよな~』と。

おれは引っ越しばかりする家に育ち、それゆえ転校が多く『掛け持ち』の主人公の二面性は経験則から理解しました。

井伏鱒二の短編小説は「愛読した」と云える気がします。

読んだ回数ではなく記憶しているシーンが多いから。

『屋根の上のサワン』は初めて書いた小説の元ネタです。

井伏は雁でおれのは猫ですが。

『朽助のいる谷間』の山陰地方山間部で暮らすハーフ美少女タエト。

『シグレ島叙景』の無人島野兎の群れの権利所有でもめるおっさんとおばさん。

『へんろう宿』ではお婆さんが描かれていて、その深度は深沢七郎楢山節考』と良い勝負かも。

『へんろう宿』の方が問題提起感がなく、よりイケてる気がします。

『大空の鷲』のクロ。

『夜更けと梅の花』の酔っ払い。

『遥拝隊長』の帰還軍人。

代表作は『山椒魚』らしいのですが、あの作は妙に説教臭く、おれは井伏っぽくないと感じました。

長編『黒い雨』は広島での原子爆弾被ばくの話で、おそらく世界中で読まれているだろうから、昨今の80年代J ポップリバイバルのように井伏ブームが来ることもあるかもしれませんね。

インバウンド需要は更に高まるだろうから、井伏好きなコア旅行者も来日するかもしれません。

 

ここまで。

明日も書きます。

 

今夜の一曲。

Golden Slumbers Medley (from Abbey Road) -- Paul McCartney

 


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