木曜日。
マーチンが入ったハードケースを作業所に持ちこみました。
仕事終わりに楽器店に寄って売りはらうために。
アコギ3本体制では、各々のコンディションを維持するのに、すげー時間や気力を要するので、1本を売ることに。
マーチンD-28とD-18の、どちらを手放すかで3日悩みましたが、28を売ることに。
マーチンD-28はアコギ会のベンチマークと云える型番です。
世界標準というやつです。
ですが、おれは30代でハイエンドギターを買えるようになって、いろんな楽器店で様々なメーカー型番を弾き比べましたが、どうも28より18が好みで、でも当時は28系は高価で18系は比べるとずっと廉価だったので、28系、具体的にはサイドバックの木材がローズウッドのものを買ったのでした。
あれ? ちがうな と感じても、買い替えるギターはローズウッド仕様でした。
そういうギターが買えるようになると、高価なものがより良い、的な思い込があったのでせう。
50歳の頃、精神科の病院に入院するようなことがあり、退院して心機一転、ローズウッドのマーチンを下取りにしてマホガニーのマーチンを買いました。
あ~、おれはこっちがいいや、としみじみ想いました。
マホガニー仕様は、弾いている時の気分がよろしい。
弾き手の環境によるのでせうが、自分以外の者に聴かせるなら、音量や倍音の出方が分かりやすいローズウッド仕様が良いのでせう。
でも、おれの場合、弾いている時間のほとんどは自室でおれしか聴いていない状況なのだから、その時に心休まるマホガニー仕様を残すことにしたのでした。
売りはらって、得た金をATMで口座に入金し、安心して楽器店近くの居酒屋にてセルフ慰労会。
黒霧島のロックをガンガン飲みながら、ニラ玉やモツ煮などを。
さて、明日から3連休っすね。
お題「Silent」のコンペに上げる小説は、題材は決まりましたが、情景はまだぼんやりとしています。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲。
ジョージ・ベンソン『ブリージン』。
1970代後半は「フュージョン」が流行りましたが、ブルース小僧だったおれは、そのムーブメントに背を向けていましたな。
今聴くと良いっすね。