金曜日。
でも週末にあらず。
明日も作業所は開き、おれは通所します。
イエスタディ・ワンス・モアの件は、昼休みに当人に話し、おれがギターを弾きながらキーを決めました。
「キーは高いほど良いよ」
とアドバイスし、Aに決まりました。
その者の自己申告キーはEであったから、Aはものすごく違うのですが、音感的なものは、在るかないか、の2択で、おれには在り、彼にはないのでせう。
ない者に「テキトーこいてんじゃねーよ」といっても仕方がないので、優しく「Eだと成り立たんよ」と諭しました。
この件は解決。
今朝はベッドから出ると、まだ5時半でしたが、寝たりない気分ではなく、部屋を出るまで宅録して遊んでいました。
Aのキーで12小節のブルースを、マーチンとギブソンで交互に弾いて聴き比べてみましたが、ちがいは弾いている本人にも良く判らず。
サイド&バックの木材が、マーチンはローズウッドでギブソンはマホガニー。
弾いているときは音色がまるでちがって聴こえますが、録ってみると大して変わらず。
ここの更新が終わったら、いま一度聴いてみます。
もう1本オールマホガニー仕様のマーチンを持っていて、ハコ鳴り感やネック鳴り感はその個体が最も感じられるのですが、録ってみると印象が変わるかもしれません。
かなりまえから指摘されていたアコギの木材枯渇が、現在進行形、のようです。
Be動詞+ing のあれです。
聴きなれない代替え材で造られたギターが増えています。
ナトー、パーフェロー、セン、サペリ、オヴァンコール、など。
家具ではよく使われるウォルナットのギターも見かけるようになりました。
日本のメーカーは桜を使ったりもしています。
おれは柔らかい音色を好むので、マホガニーが良いっす。
その結論に至るまで、ずいぶん寄り道をしましたな。
思い返すと、硬質な音色のメイプル仕様ギルドが、最初のオール単板のギターでした。
メイプルは見た目が華やかで、そこに惹かれました。
音質などろくに知らずに弾いていましたな。
テイラーのメイプル仕様を持っていたこともありました。
とても良く鳴る個体でしたが、ずさんな管理で買ってから5年経って鳴らなくなってしまいました。
以降はマーチンのローズウッド仕様に落ち着きました。
音量やサスティーンの伸びが優れていますが、それは誰かに聴かせることが前提であるように思います。
自分のための音はマホガニー。
そこに至るまで50年かかりました。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲。
ポール・マカートニー『アナザー・デイ』。
ラジオ少年になった頃に流行ってました。