木曜日。
明日から連休で、作業所には駆け込み需要的な仕事が入り、今日はそれをほぼ1日中。
夕方が納期のはずでしたが、受注先の都合で延びました。
次の開所日は5/2(月)。
緩い納期になりました。
さて、アコギ3本体制になって、良いこととそうでないことを相殺すると、良いことが少しだけ勝りますが、今日は良くないことを記そうと。
それは弦の劣化問題。
若い頃(30代)、コレクターにはなりたくなかったので、ここ!、と決めたメーカーのものを買って弾いていました。
それがマーチンだと「ギブソンにすれば良かった~」となるし、マーチンを下取りにしてギブソンを買えば「なんかちがうな~」などと。
ギルドやテイラー、ヤマハの頃もありましたが、還暦を過ぎてパンデミックの世になり、マーチンとギブソンの両方を持てばいいじゃん、ということに。
100年弱続いているマーチンの定番と、その次に流通量の多いギブソンの型番を、コンディションの良い中古で手に入れ、しばらくはとても良い時間を過ごしましたが、「あー、おれが好きな音はマーチンのサイド&’バックがマホガニー仕様だなー」としみじみ思うようになり、それが欲しくなりました。
かつて持っていた型番で、あれを売らなければ良かったなー、などと。
ちなみに、いまの手持ちマーチンは、ローズウッド仕様です。
基本、マーチンは高価だし、大雑把にいって、ギブソン以外のアコギはマーチンを意識してつくられているいるから、そういうもののなかから、お値打ち価格といえるヤマハのオール単板マホガニー仕様を昨年末手に入れましたが、4ヶ月経ってみると、なんかちがうなーと。
木材のシーズニングが人工的であったりすることなど、大した問題ではないと考えていましたが、なんかちがう、の「なんか」はそこかな? などと。
でも、冷静に考えてみると、現状、3本のうち、ヤマハに張った弦がもっとも古いので、明日はストックのエリクサーで張り替えてみようと思っています。
1本しか持たない頃は、比較対象がないゆえ、弦の劣化に気付くのが遅く、コーティング弦を張って半年ぐらい替えなかったりでしたが、3本体制になると、日に日にダメになって行く弦が気になるようになりました。
このブログは毎日更新しているので、ヤマハの前回弦張替えが3/12であったことは判りましたが、えー? こんなにはやく劣化するの? と。
弦がショボくなると、GオープンやDオープンにして、ボトルネックで弾くことが習慣になっています。
押弦せずにスライドバーで滑らすと、弦は劣化してるくらいで丁度よい気がします。
閑話休題。
憂歌団のギタリストだった内田勘太郎さんは、「ロバート・ジョンソンはGオープン!」といいましたが、えー? Dオープンもあるじゃん? と。
『ダスト・マイ・ブルーム』をカバーしたエルモア・ジェームスのDオープンが強烈過ぎて、そういうものいいをしたのかもしれない、などと想像しながら、今日はここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲。
エルモア・ジェームス『ダスト・マイ・ブルーム』。
デルタブルースがバンドによって演奏された魁は、マディ・ウオーターズやハウリン・ウルフ、とする人が多いけれど、エルモア・ジェームスもそうじゃね? と感じる春の宵。
Tボーン・ウォーカーは、都会的なブルースでどうたらこうたら。
あの系譜はBBが受け継いでなんたらかんたら、などと能書きを垂れずに。