火曜日。
作業所ではクリスマス用のお菓子を小袋に詰める仕事が入りました。
おれは午後から出張掃除の当番だったので、途中から現場へ。
15時には完了し、直帰して16時には帰宅しました。
明日は定休日。
帰宅してYOUTUBEを見ていたら、作家の平野啓一郎がインタビューに応えている動画に辿り着きました。
いや~、彼はとても作家らしかった。
作家らしさにもいろいろあるのでせうが、視点が高い、と云う意味で。
視点が高い、とは、平たくいえば身長が高い、と云うような。
単純な理屈で、100センチ高いとその分遠くまで見える、というような。
遠くまで見えれば 、今現在起きている事象や過去のそれらを絡め、人間の本質のようなものを捉えて、自分以外の者に伝えやすいのだろう、というような。
そういう見地から云うと、おれは低身長な書き手なのでせう。
平野啓一郎のように見晴らしが良い所には立っていません。
でもそれを「残念!」とは想わないような気が。
これまた単純な理屈ですが、視点が低いと、自分の真下の事象は高身長の者よりクリアに見える。
真下の事象を書くことに特化した者を「マイナーポエット」と強引に決めつけてみます。
閑話休題。
いわゆる文豪は、高身長で見晴らしが良い地点から物事を見ていた気がします。
ドストエフスキーとかトルストイとか。
ガルシア・マルケスやヘミングウェイも。
連想はさらに続き、日本は島国で、生存競争が大陸より激しくなかったので、高身長書き手があまり育たなかった、というような。
その代わり、優れたマイナーポエットを多く輩出した、というような。
色川武大、田中小実昌、吉行淳之介、芥川龍之介、内田百閒、井伏鱒二、などを。
ネット時代になって、そういう文化的ボーダーが決壊している最中なのかも。
以降、どういう流れになるのか、まるで分からず。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の一曲。
It's Never Too Late | Tommy Emmanuel
アコギの現役世界チャンプ。