火曜日。
作業所のプログラムで、久しぶりにレンタルスタジオにて音合わせをした。
『ら・ら・ら』はアコギ(ピエゾ付き)、『Get Back』はエレキで演奏。
新しくメンバーになった若い衆がギターを弾く者で『Get Back』は良いセッションになった。
ビートの表拍を新入りが弾き、おれは裏拍を刻みながらオブリガードとソロを弾いた。
オリジナルは、レノンが表拍を弾いてソロも弾くが、べつに完コピする必要もないので、新入りが弾きやすい表拍で、おれが裏拍を弾いてオブリガードやソロもとる塩梅でした。
バイオリン奏者もいて、彼女はクラッシク音楽を学んだ者で、アドリブ、という概念が薄い。
その者に『ら・ら・ら』のギターソロのパートを任せたら、オリジナルのギターソロをほぼ完璧にトレースしていて、それはそれですごいと思った。
まー、クラッシック音楽のコンクールは、同じ譜面で競い合うわけだから、そういうことになるのかなーと。
トレースしながら個性もでていて、とても良い演奏でした。
ところで、定期的に本を送ってくれる友人がいて、その関係で恩田陸『蜜蜂と遠雷』を読んだが、ピアノコンクールの話で、直木賞系作家の割には文章に違和感を感じなかった。
ガッツリ描写系の文だったが、よくある「書いている者だけが気持ちいい」的なものではなかった。
展開は、もっと削るべきだと思ったが、エンタメ系職業作家が書くものは、書き手が好きなように書けるわけではないのでせう。
おそらく。
いまは純文系の書き手にもそういう縛りはあるのかも。
紙本が売れない時代だし。
総売上は、『ノルウェーの森』のころ比で半分だそうです。
さて、昨日はホセ・フェリシアーノを貼ったが、似たタイプで、長谷川きよし、という人がいることを思いだした。
おれが初めてギターに触れたころに、この人のギターと歌をラジオで聴いて、近づくのはやめようと。
あまりにレベルが高かったから。
いくら頑張っても、あんなふうには弾けない、と直感しました。
時は経て、いまYou Tubeで長谷川きよしのパフフォーマンスが観れたり聴けたりする。
やっぱりすげーぜ、この人は。
『黒の舟唄』もレパートリーのひとつで、絶品だから貼ります。
この歌は、野坂昭如も歌っていたから、てっきり彼が作詞したものだと、今まで思い込んでいた。
ちょっとググったら、作詞も作曲も全然知らない人で、今日までのなが~い時間は何だったのだろう。
ここまで。
明日も書きます。