月曜日。
週初めの作業所では最も数がはける仕事が入り、朝一から夕方まで。
明日はバンドがレンタルスタジオに入ります。
『学園天国』をF#のキーで合わせます。
このバンドが演奏する楽曲の特徴は易しいこと。
『トレイン・トレイン』も『トップ・オブ・ザ・ワールド』もその理由で選曲されました。
にもかかわらず、大抵はだら~っとした音。
演奏技術の話ではありません。
この曲は明日で3度目ですが、期待せずに臨みませう。
さて、今夜もボヤ~っとアタマの中にあることを言葉にしてみます。
「あ! 世の中が変わった!」
と実感した瞬間について。
それが起きた順番をはっきりとは憶えていないので順不同に記します。
初めて聴いて「すげー!」とぶったまげましたな。
桑田佳祐のメロディを創るセンスと洋楽的な歌唱。
松田弘のドラミング。
これからはこういうやつらがたくさん出てくる!
と思いましたが、勘違いでした。
全然出てきませんでした。
損保セールスとツアコンの間のほんの短い間、半官半民的なところでアルバイトをしていたとき、年末年始に皆が帰省するから留守番をして欲しい、と頼まれ、引き受けると「暇だろうからこれをやってみれば?」
と渡されたのが最初のドラクエで、いまのガキはこんなにすげーオモチャで遊ぶのか、とぶったまげました。
似た感情は映画『ジュラシックパーク』を観たときにも湧きましたな。
おれは円谷プロダクションの怪獣と共に育ちましたが、ゴジラやレッドキングの尻尾が動くとき、ピアノ線が見えても見なかったことにしていたのに、いまのガキはこんなにリアルなティラノサウルスを観るのか、とぶったまげました。
そして宇多田ヒカル『ファーストラブ』を初めて聴いたとき。
やっと桑田佳祐に比肩しうる者が出てきたと。
この件はぶったまげずに感慨一入でした。
永く待たされたな、と。
20世紀の最後に世の中を変えるパワーを持ったが曲がリリースされた気がしました。
ここまで。
明日も書きます。
Beatlesもパソコンも吉田拓郎もおれの人生を変えたはずですが、それはじんわり効いてきたもので、お~! という初見ではなかったのでせう。
今夜の1曲。
宇多田ヒカル『first love』。
追記。
何故だろう。