MOJOkunの日記

2019年末にヤフーブログが閉鎖になるのでこちらに引っ越しました。

輸入ものギターの値段がすげーことになっていますが、木材もむかしからの型番には、かつては端材扱いだったものが使われるようになりました。

金曜日。

週末の作業所は来所したメンバー多数。

おれは昨日、一昨日に休んで今日通所して明日からまた2連休。

夕方になって首が痛み、医師処方の薬は既にありませんが、帰宅したいまは治まっています。

 

今日は「ものはいいよう」の話。

コロナで材料仕入れが難しくなり、工場稼働率が落ちたことやレートの関係で、輸入ものギターの値段がすげーことになっていますが、木材もむかしからの型番には、かつては端材扱いだったものが使われるようになりました。

エレキギターについてはよく知りませんが、アコースティックギターはフィンガーボードやブリッジに使われる「エボニー」が「珍しいストライプ!」などと謳われ、縞模様のものがショップの壁に吊るされています。

コロナ以前は「漆黒のエボニー!」が宣伝文句だったのに。

ショップのおにーさんたちは「音色には影響しません」といいますが、実際はどうなんでせう。

ところで、ハカランダ、という木材は、1969年までのマーチン28系、サイド&バックに使われたもので、別名はブラジリアン・ローズウッド。

ワシントン条約で伐採出来なくなり、材木商やメーカーのストックしか使えなくなりました。

いま現在、それを使ったマーチンは売値が700万円だとか。

たまにYou Tubeのデモ動画で見かけますが、サイド&バックの木目がうねっていて、業者さんは「このハカランダらしい木目をごらんください!」と熱弁しています。

でも、1969年以前の木目はうねっていません。

「うねり」は木の根元付近を使うからで、縛りがないころは端材だったようです。

1970年からはインディアン・ローズウッドが使われるようになり、現行品もその仕様です。

10年くらいまえから、インディアン・ローズウッドもそろそろ使えなくなるぞ、とあちこちから聴こえるようになり、近い将来にそうなることは間違いないようです。

代替材は、ウォルナット、サペリ、セン、など。

いまは技術も上がり、ラミネート材(要するに木片チップを固めたもの、合板)のものでも良い音色のギターが増えたといわれていますが、おれの世代だと、合板のショボい鳴りが刷り込まれていて、ラミネートギターはちょっと。

うちのギターはヘリコプターの羽と同じ材料を使っていて木より薄く響く! と70年代でも100万円超えだったオベーションも、名前だけが残って資本があっちこっちに動き、いまでも細々と在るようですが、やはり「木」には勝てなかったようです。

 

ここまで。

明日も書きます。

 

今夜の1曲。

アクセス数54回。

市井のギタリスト&シンガーsetzerさんによる『Sweet Memories』。

オベーションで弾き語っています。

 


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