月曜日。
作業所は週始めで、多くのメンバーが来所するはずでしたが、そうなりませんでした。
先週土曜日に開所したからでせうか。
湿度が高く、室内でも70%でした。
さて、今日もアコースティックギターの話。
カポタストひとつでショボいギターを良く鳴るギターに変えることが出来るという話。
アコギの弦はネック先端のナットと反対側のブリッジに仕込んであるサドルで留まっているわけですが、ナットには弦を受ける溝が掘ってあり、弦のサイズが指定されていないことや、何度も弦交換されることにより溝の精度が落ちてきます。
即ち「消耗品」なのです。
カポタストを装着させると、シャリーンと良い音色になるのは、アコギあるある案件
ですが、逆説的にナットがイカれた証といえます。
良いギターのナット、サドルには「BONE」が使われています。
かつては象牙でしたが、いまは牛骨が使われます。
でも、いまの技術なら、BONEより良く響く人工のものが出来そうな気もします。
ナットやサドルに限ったことではなく、現状ではどのメーカーも熟練工が手作りするモデルはレギュラーラインとは別立てで「カスタムショップ製」などと謳われ、とても高価ですが、熟練工にも気分の良い日とそうでない日は在るでせう。
好不調のないAIが熟練工の仕事を奪う日は遠くないと考えます。
オールハンドメイドを売りに出来なくなる日は明日かもしれません。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲。
ジェイムス・テイラー『君の友だち』。
還暦をすぎて、熱唱より話し言葉的な歌唱を好んで聴くようになりました。
このひとはギブソンを指弾きする貴重なギタリストでもあります。