水曜日。
定休日。
半年ほどまえに、You TubeでAYERSというアコギメーカーのデモ動画を見て、興味を持ちました。
新宿と町田の大手楽器店に在庫を確認すると「あります」というから、新宿に行ってAYERSを試奏してみましたが、デモ動画で謳われているほどの倍音は感じらませんでした。
製造から5年経ったおれのマーチンD-28と変わらないリバーブ感。
音のバランスはマーチンの方が良かった。
せっかく来たので、CREEKという、ヴィンテージギブソンのレプリカを造るメーカーのものも試しましたが、あまりの音の良さにぶったまげました。
そして考え込んでしまった。
音、良すぎじゃね? と。
1950~1960年代に造られたギブソンのアコギは、いまや3桁万のプライスタグが付くことも珍しくありませんが、これまでに何回か試奏した経験で、今日弾いたCREEKほど鳴っている個体にはお目にかかったことがありません。
1959年製を模したCREEKは43万円。
レリック加工でヴィンテージに見えますが新品です。
それゆえビンテージに付き物の不安定なコンディションに悩まされることはないでせう。
しかしながら、所有すると良く鳴りすぎて、白けてしまうような気がします。
モノが良すぎてギブソンっぽくないのです。
おれがイソップの『すっぱい葡萄』状態である可能性も否定できませんが、チープで荒々しい感じがないギブソンのレプリカなんて。
クリープのないコーヒーのような。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲。
CREEKの音。
ノンEQ、ノンエフェクト、補正無しでこんなに鳴るギブソンなんて、なんかいやだな~。