土曜日。
休日。
今日もギターの話になってしまう。
30代の金回りが良かったころは、ギターだけではなく、クルマや魚釣りにも金を使った。
だから、ギターは手持ちがマーチンのときは「ギブソンにすればよかった」と思い、ギブソンを持っていたときは「マーチンにするべきだったかな」と。
複数所有はアタマになかった。
1点集中型のおれはマーチンとギブソンを共に持つという選択肢はありませんでしたな。
昨年末に2度めの緊急事態宣言が発令されると確信し、また部屋にこもるための玩具としてマーチンを買った。
暮れも押し迫ったクリスマスにエレキを微調整に出した楽器店で試奏したバーゲンプライスといえる新型ギブソンも「えい! 買っちゃえ」と。
今年の誕生日が来ると、障害年金から老齢年金にかわることは分かっていたし、おれに残っている時間は長くないと思ったのですかね。
終活の一貫でマーチンとギブソンを同時に持つ日々が来たのです。
まー、ギブソンの新型はクオリティに問題があり初期トラブル続きで、先日返金してもらい違う楽器店でJ-45というエバーグリーンの型番を中古で買って、いまは2本あるわけです。
マーチンとギブソンが。
これはとても幸福な状態です。
ギブソンをオープンDやオープンGにチューニングし、スライドバーを12フレット付近に滑らせば、ロックンロール以前の偉大なブルーズマンたちが奏でた音に近づける気がします。
エルモア・ジェームスやマディ・ウオーターズのように。
チューニングを戻さなくてもマーチンがあるから、マッカートニー『ブラックバード』や『I WILL』を弾けたりも出来て、今日はお酒を飲みながらずっとそんなことをしていました。
コロナで出歩けない休日の玩具としてしっかり機能しています。
さて、これからYou Tubeでアコギスライドの動画を探します。
それを貼ってこの項を終わります。
ここまで。
明日も書きます。
ライ・クーダーが弾く『ダーク・ワズ・ザ・ナイト』があった。
これを貼ります。
伝説的偉大なブルースマンたちを世界に紹介したのはエリック・クラプトンやキース・リチャーズだけではないです。
アコギ1本だと、この人が抜きん出て良い。
ブラインド・ウイリー・ジョンソンを世に出したのは偉かった。
アーリータイムスのテレビCMで弾いているのを見て「すげー!」と思ったことを憶えています。
それも見つけたから貼ってしまおう。
サントリー EARLY TIMES ライ・クーダー 1988
Dark Was the Night (Live 1972)