水曜日。
定休日。
ヤマハを下取りにして手に入れたマーチンが購入後1ヶ月が経ったので、コンディションを見てもらいにギグバッグを背負って御茶ノ水まで出張りました。
6つあるペグの2つくらいがスムーズに回らないので、ペグそのものの問題なのか弦を受けるパーツのナットが変なのかを確認したかったし。
店員さんは弦を緩め、ナットにオイルを塗りました。
「これでペグはスムーズに回るはずです」
おにーさんが調弦すると1弦が切れました。
購入時に張ったダダリオのコーティング弦で、まだまだ使える状態でしたが、SAVAREZという弦メーカーのフォスファーブロンズ仕様を試したかったので、お店で購入し張ってもらいました。
フォスファーブロンズはブロンズに少量のリンが入っています。
ブロンズ比でキラキラ感が増します。
SAVAREZはノンコーティングで、これが本来のアコースティックギターの音色、と思わせる鳴り。
バランスが良く、太い弦は抑え気味に、細い弦がシャリーンと。
おれがギター小僧になったころはコーティング弦などなかったし、弦が切れてもバラ弦を張っていました。
弦の巻き方もテキトーでギターもオール合板でしたな。
1ドルが360円の固定レートで、マーチンのギターはガラスケースに入れられて展示されていました。
時は過ぎ、1ドルが80円前後の時代に年2回のボーナスの1回分が100万円を超えるようになり、マーチンやギブソンが買えました。
でも最初に買ったギブソンがまるで鳴らなくて、以降は逆張り的にギルドやテイラーを。
テイラーは5年くらい弾いたかな。
部屋の湿度や温度の管理をしなかったので、音がショボくなりマーチンに替えました。
型番OM-21は良く鳴る個体でしたが弾きすぎてフレットが摩耗し、楽器店に持ちこむと「フレット打ち替えで7万円」といわれ、嫌気が差したおれはとなりの店でOM-21を下取りにしてOOO-18を中古で買ったのでした。
それが2度目のギブソンJ-45に替わり、それもヤマハに替わり、コロナの時代になって最初の緊急事態宣言時にヤマハを手放し、マーチンD-28とギブソンJ-45(3度目)をほぼ同時期に中古で購入したのでした。
ちょうど還暦を過ぎたころで、部屋にこもる時間が増えることと、自分に残っている時間を鑑みて、マーチンとギブソンを同時に所有するという、ある意味掟破りなことをしたのでした。
まー、掟は破るためにあるものだしね。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲。
このおにーさんはマジで凄腕っす。
スティーヴィー・ワンダー『Sir Duke』をケント・ニシムラがアコギ1本で聴かせます。
ギターはチェコのフォルヒです。