土曜日。
休日。
今年は梅雨まえに除湿機を買って、以来部屋の湿度は一定に保たれていたはずですが、アコギが良く鳴っているなーと感じました。
除湿機以前も秋になると「鳴ってる」感はあり、季節が変わったことを実感するのでした。
さて、以前にマーチンは絹豆腐でギブソンは木綿豆腐の如くなんちゃら、と書きましたが、ギブソンを弾いてからマーチンを弾くと、ギブソンの8掛けくらいのタッチで弾かないとマーチンの売りである「シャリーン」感が薄れることに今更ながら気づくのでした。
You Tubeの楽器屋さんデモ動画を見ると、店員さんがピックでガッツリ弾いて「このジャキジャキした感じがギブソンです!」と、判で押したように。
ギターを弾きはじめた頃に「GATS」とか「新譜ジャーナル」とかの雑誌を読んでも、ギブソンはジャキジャキの擬音で形容されることが多かった。
ところで、おれはアコギを指でしか弾かない。
「ギブソンはピックでガッツリ弾いてジャキジャキする音」
とミドルティーンの頃に刷り込まれたのかもしれませんね。
そのせいか、指弾きだけどデカい音で鳴らせます。
思い出した。
サムピックを買いに行ったら、親指が太すぎてラージサイズでも装着できなかたことがあった。
それをアドバンテージと考え、よし、この太い指でルート音をハジくぜ、と。
エレキギター以前のブルースマンたちに傾倒したことにも一因があると思います。
彼らのフィンガーピッキングは一様に音圧がすごかった。
オンステージや録音時の環境が、いまとは雲泥の差があったはずで、まずは音量、ということだったのでせう。
ということで、今夜の1曲はスクラッパー・ブラックウェル『ブルース・ビフォウ・サンライズ』にしよう。
音圧、すげーです。
長めのあとがき。
楽器店でアコギを試奏すると、試奏ルームがある店の場合、こちらへ、と店員のおにーさんにいわれることが多い。
楽器店で試奏している人のほとんどは、おっかなびっくりしながら弾いているように聴こえます。
それじゃ良い個体かどうか判んねーじゃん。
と思うのですが、おれが弾くとおっかなびっくりの人たちが散ってしまう、という現象はよく起きます。
で、別室に通されるわけですが、かつてはおれもおっかなびっくりしながらマーチンやギブソンを試奏し、あーおれはいまギブソンを弾いている、とテンパってしまい、良い悪いを聴き分けることもで出来ずに、スカの個体に何十万も払ったことがあります。
1度や2度じゃなかったなー。
ここまで。
明日も書きます。