土曜日。
作業所が開いて、おれは通所しました。
天気予報では気温が17℃になり過ごしやすい日、とのことでしたが、実際にそうなったようですが、ひんやりとして寒かったなー。
いま、22時43分で、エアコンを22℃設定で点けています。
午前中の仕事が終わり、午後は「観たい映画とかある?」と施設長が問いかけましたが、だれもリクエストせず、午後も仕事。
夕方の帰宅時に、小田急のダイヤが乱れ、通常より30分遅い時間に帰宅しました。
ここ数日、映画監督やベテラン役者によるセクハラ、パワハラ関連が報道されていて、思春期の頃を懐くかしく思い出しました。
中学生のおれは、お正月にお年玉をもらって、麻丘めぐみのアルバムを買いました。
新宿の追分だんごの近くにコタニというレコード店があり、そこで衝動買いしたのでした。
後にも先にも、アイドルのレコードを買ったのはあのときだけ。
帰宅して自室のビクターのステレオの針を落とすと、歌が始まるのではなく、
「こんにちは、麻丘めぐみです」
などと。
すげービビって、ボリュームを絞った記憶。
あれは恥ずかしかったなー。
14歳だったけれど、アイドルなんて聴かねーよ、的なことをのたまうガキでした。
親兄弟にも、アイドルが語りかけるようなレコードを買った事実を隠したかったのですな。
仲間内で、アイドルなんてしょせん枕営業、などというヤツもいましたが、頷きながら、麻丘めぐみはちがうだろ、と根拠もなく思っていました。
当時は小田急の参宮橋駅近くに住んでいて、京王の初台駅も歩いて10分の距離で、その辺りに麻丘めぐみが棲むアパートがある、などと噂されていましたな。
そのレコードはヘッドフォンで聴きました。
おれは左の耳に生まれつきの障害があり、ほとんど聴こえないので、ヘッドフォンを使うことは滅多になかったのですが。
いま、憶えているのは『悲しみよこんにちは』という曲。
タイトルはモロにフランソワーズ・サガンをパクっていますが、アイドルの曲としては地味で好きでした。
別件ですが、後年、山田詠美が『ベッドタイムアイズ』でデビューし、サガンの再来、などと騒がれていましたな。
おれもあの作は好きです。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲。