土曜日。
休日。
いつもなら昼ごろからお酒が入るのですが、身内が病院のICUににいて、コロナもあり面会もできない状況なので、宅電やスマホが鳴るのをジリジリ待っていても仕方がないので、小田急と中央線を乗り継ぎ御茶ノ水へ。
あそこは楽器街で、中学生のころからうろついていました。
今日はアコースティックギターに的を絞っていろんなお店で試奏させてもらいました。
「買えないけど、あれ音出ししていい?」
マーチン5本くらい、コリングス、ギブソン。
アコギ専門店で弾いたコリングスが素晴らしい鳴りでした。
中古、税込63万円で、おれは買えないけれど、買う者に幸せが訪れることは解りました。
今日は「買う!」つもりがない試奏で、そういう時の方が冷静に品定めができるのでした。
1940年代のビンテージギブソンは、まー、木が乾けばこういう音はするだろうな、と思う程度でしたな。
2000年前後のマーチン40番代(高いグレード)も、手持ちD-28とそんなに変わらないじゃん、と感じました。
それにしても、今日のコリングスD1はいままで弾いたサイドバックがマホガニーのギターで最高といえる鳴りでしたな。
帰宅してD-28を弾いてみると、製造されてまだ3年しか経っていないせか、音が硬いっす。
夕方にスマホが鳴り、身内の容態を知りました。
今日の明日の、ということではなく、10日くらい様子を見て可能なら手術、ということらしい。
たぶん良い状況ではないけれど、ググって調べても仕方がないのでしていません。
10日か、ということでお酒を飲みました。
2日飲まないと酔いがはやいっすね。
あと、延び延びになっていたビートルズのネット配信映画は11月下旬に観れるようです。
小学校高学年のころに、クラスの女子がモンキーズに「きゃーきゃー」で、中学生になて、『レット・イット・ビー』のサビ部分はなんとなく知っていて、ビートルズは既に解散していましたが、テレビで観たモンキーズよりはすげーのだろうな、くらいに思ってましたが、オールディーズ、という初期のベストアルバムを聴いてぶったまげました。
子供ながら、モンキーズには「仕事でやってる」感を覚えましたが、『抱きしめたい』とか『シー・ラブズ・ユー』とか、すげー楽しそうに弾いて歌ってハモっていることに驚愕したのでした。
ビートルズの面々と数学や国語の先生は同年代で、彼らが解散したあとの無常感のようなものは音楽関係の雑誌などからもうかがい知ることができたから、映画『レット・イット・ビー』の再上映を観に行って「あんなに楽しそうだった彼らが解散間際にすげー退廃的で、これからどうすんの? 先生たちのように地道には行けないだろうし」と。
おれは情操的な分野ではマイノリティを好む傾向がありますが、多くの人が支持してなおかつトップランナーとして2位以下をぶっ千切って走る者も好きなんでせうな。
カフカもそうかも。
春樹も。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲は『抱きしめたい』で。
いま聴いてもクラップが楽しそうですね。
原題は抱きしめてないだろ。
と気づいたのは高校生になってからでした。
後年、2ちゃんねるコテハン2人がおれの部屋に来て、ひとりがビートルズ好きで、この曲をCのコードで適当に弾いたら、その者はよろこんでいましたが、もうひとりは「手抜き!」的な顔つきでしたな。
オリジナルキーはF#でした。
いまギターで合わせたから間違いありません。
11/31、8:00。
訂正。
このオン・ステージでのキーはF#ですが、スタジオ録音版はGでした。