日曜日。
休日。
陽気が緩んで、パーカーを脱ぎ、Tシャツ1枚で今夜の更新を始めます。
昨日リペアから返ってきたヤマハのアコギを弾いて、やっぱりサイドとバックがマホガニーのギターは良いなー、と。
ヤマハをスタンドに置いてマーチンを弾くと、おー! このキラキラ感がアコギのスタンダードだよなー、と。
ギブソンに持ち替えると、やっぱり黒っぽいの弾くならギブソンだよなー、と。
さて、ヤマハを弾いての感想だけが、おれが50年弾いて得たもので、マーチンが基準だったりギブソンが黒っぽい音楽に向いている、などはアコギ業界では定説です。
若い頃はそれがイヤでギルドやテイラーを弾きましたが、還暦を過ぎパンデミックの世の中になって、定説は正しいと。
ながいものに巻かれようと。
まー、こういう感じは世代によってちがうのでせうな。
若いアコギストは「テイラーが万能!」というかもしれません。
テイラーは後発で、マーチンをガッツリ研究したのでせうな。
生音がマーチンとほぼほぼ同レベルに鳴り、エレアコとしてミキサーやアンプに繋いでも生音にちかい鳴りが得られます。
マーチンの伝統的な型番にLRバックスやフィッシュマンのピックアップを後付けするといまいちになる欠点をテイラーはクリアしていて、いまやシェアはトップであるらしい。
弦高も設定が低めで弾きやすいし、ネックはボディにボルトで接合してあるから、いざという時にはネックを取り替えればリペアも安く済むし。
似たコンセプトのギターはオーストラリアからも出てきて、メイトン、コルクラークがそう。
日本のメーカーも頑張っていますが、ヤマハもKヤイリもモーリスもヘッドウエイも、マーチンやギブソンの合板仕様レプリカをつくって廉価で世界中に売っていたから、ブランドイメージがなかなか上がらない感じがします。
それに、メイド・イン・ジャパンの単板仕様はもはや安くはないしね。
You Tubeでソロギター(ギターソロではなく)の動画を見ると、メイトンを弾いている人が多いっす。
ソロギターの現役世界チャンピオン的なトミー・エマニュエルがメイトンを弾くからでせうが、テイラーやメイトンの生音は、おれには線が細いように聴こえます。
ソロギターの人たちはハイフレットを多様するから弦高を低く設定し、生音が細く感じるのはそのせいでせう。
100年近く続いているマーチンやギブソンの型番は老舗の看板商品だから、いま風には出来ないという事情もあるでせうな。
まー、ギブソンはエレキギターもつくるからか、妥協してなんちゃってピックアップは付いてますけどな。
などと書くうちに1000文字を超えました。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲。
懐かしきフレンチポップス。
フランソワーズ・アルディ『男の子、女の子』。
郷ひろみとは無関係。