日曜日。
休日。
日が落ちて、テレビをNHKから日テレに変えたら、なんだか秋のグルメ特番らしく、可愛い顔の少女タレントがタラバガニの刺身をほおばりながらコメントしていた。
あれはおれも食ったことがある。
北海道の女満別空港からツアーバスが走ってそういう料理を食わす店に着き、昼食に
「蟹刺し」がでたのである。
氷水にさらされた蟹足は、身がはぜて美味そうだったが、美味いかどうか判断できるほどの量がなく、火を入れたものの方が美味いと感じた。
まー、ふぐ刺しのようなものでしょうかね。
鉄刺は何回も食わないと美味さが実感できない食い物の代表だとおれは思っていて、たぶん5回以下だから、おろしポン酢の味しか記憶にないです。
唐揚げや鍋や最後のおじやはすごく美味かったけどね。
たまに、新鮮さをアピールしたいのか、お品書きに、
「えー? この魚のお刺身?」
とびっくりすることがあります。
ニシンの刺身は美味くなかったです。
イワシを大味にした感じで、あの魚はろばた焼き的に煙ぼうぼうで焼いた方が美味いのではないかと。
わたを出さずに焼く魚で、カズノコかシラコか、箸で腹を割るまで分らないところが良かったっすな。
北海道は小樽に行くとかつてのニシン御殿が資料館のようになっていましたな。
なかにし礼作詞の『石狩挽歌』にもニシン漁の描写があった記憶。
それにしても、小樽といえば寿司で、ツーリストメニューも寿司でしたな。
街中寿司屋だらけで、客の取り合いになるんじゃねーの? と余計な心配をしたものです。
グルメ特番はまだ続いているようです。
ではでは。
ここまで。
明日も書きます。