MOJOkunの日記

2019年末にヤフーブログが閉鎖になるのでこちらに引っ越しました。

クラプトンについての最終章です。

日曜日。
東京の感染者は100人以下であった。
久しぶりの二桁っすな。

昨日の項で、クラプトンについて何が書きたいかが見えてきたし細々したことも思いだしてきた。
桑田経由でクラプトンを聴き始めたころ、おれはすでにブルースに特有の12小節と3連符を知っていた。
エレキはギブソン335のコピー製品を持っていた。
335を弾くギタリストは多いが、おれにとって335はイコールBBキングであった。
BBに憧れてグレコの335を買ったのだった。
色はワインレッドでした。
昨日の記述と若干ちがいますな。
クラプトン→BBではなく、BB→クラプトンだったんですな。
BBのレコードを聴きながら弾いても、何かしっくりこない。
あれ? なんで? とか思っていたころ、桑田の口から頻繁に出るクラプトンのなかから『ウイズ・ブルースブレイカーズ』というアルバムを聴いたら、おー、解りやすい! と感じたのです。
ところで、音楽には、ノイズミュージックとかを除いて、スケールというものがある。
スケールとは音階で、みなが知っているのは「ドレミファソラシド」ですな。
西洋音階といって8音で構成されているけど、ブルースにも音階があって、それは5つの音。
それをペンタトニック・スケールといいます。
その5つの音を基本に、加えて不協和音にならない音を2つくらい入れると、俄然それらしくなる。
いま、ぱっと思い浮かぶのは、サンタナの『ブラック・マジック・ウーマン』の歌が始まるまでのギターがジャストな例っすな。
まずは左手でネックを握り、そのペンタトニック+αの音をさがし、弾いて弾いて弾きまくって指に染み込むまで弾くと、ブラックマジックウーマンを流しながら、似たような音で弾けるようになるのです。
ちなみにあの曲のキーはDmです。
ギターを始めて「F」の壁を超えても、いくつか壁はあるのだけれど、ここをクリアすると、アドリブが弾けるようになり、視界がぐーんと開けるのですな。
別世界といっていいほどの違いです。
そのペンタトニックの名手がエリック・クラプトンその人なでのであります。
ブルースの起源はアフロ・アメリカンの民族音楽で、BBはそういう人で、そういう人特有のノートとノートの間のタメみたいなものが、聴いていて心地よいのですが、ペンタトニックを覚え、BBのレコードをかけながら弾いてみても、しっくりこないのは、そのタメができなかったからなのです。
まー、演歌のこぶしみたいなものでしょうかね。
そのタメを、イギリスの白人クラプトンはわかりやすく表現したのです。
おー、白人でも弾けるんだから黄人のおれでもいけるのでは? と思わせてくれたんですな。
まー、話は横にそれるけど、黒人が自然と弾くタメを真似てもギミックでしかないとするミュージシャンはいますな。
細野晴臣はタメの効いたベースを弾きましたが、それはもういいよ、ということになり、YMOとかに行ったのでした。
その選択正しいというか、すごく分かるのですが、やっぱりあのタメ感が欲しいとおれはいまでも思っているんですな。
自然とではなく意識しないとタメられないのですが。
まー、Charとか布袋も良いタメ感で弾きますな。
無意識ではなく意識しながら弾いていると思います。
つまりというか、インコンクルージョン的には、クラプトンは、世界中のギターキッズの師匠のような存在なんですな。
ジミヘンやベックは、凄いけど一緒にレコードを流しながら弾いたら、己の小ささがもろバレするけど、クラプトン先生は弟子に優しいギタリストであるというのがおれのいいたいことっすな。

まー、ジミヘン→リッチー・ブラックモア→超早弾きメタル、の系譜もあるみたいですが、ベックは弟子を持たないタイプですが、

おれの師匠はエリック・クラプトンです。
今日も途中から漢字変換できなくなりましたが、切り取ってワードに貼り付けて書きました。

ではでは。
ここまで。
明日も書きます。