MOJOkunの日記

2019年末にヤフーブログが閉鎖になるのでこちらに引っ越しました。

すごいぞ、恩田陸。

金曜日。
今週は定休日の水曜日に作業所通所だったから、一週間が長い。
今日もスピードを意識しながら、朝一から16時まえまで仕事をこなした。
明日に通所すれば、日月が休みだが、天気がわるいようだ。

行き帰りの電車のなかで、恩田陸の『蜂蜜と遠雷』を読んでいる。
ピアノコンテストの話で、クラッシク音楽のコンテストは、同じ譜面で争うのかと思っていたが、日本人作曲の『春と修羅』という曲は、途中で奏者が好きに弾くところがあるようで、そういうことは知らなかった。
ぶ厚いハードカバーの二段組だが、おもしろく読んでいる。
今週は、往路で一回、復路で一回、降りる駅に気づかず、次の駅で降りて戻った。
読書に夢中で、降り忘れたのである。
春と修羅』という曲は、宮沢賢治の詩集がモチーフで、『永訣の朝』への言及もあった。
この詩は、少年のころに読んで、大人になってからも読んだが、こんなにもダイレクトに書いて、文芸として成り立っているのはすごいと思いました。
ピアノ曲のモチーフになっていることは、いままで知らなかった。
小学校の高学年のときに、クラスの勉強ができる女子が『銀河鉄道の夜』をつまらなかったといって、なんだか腹立たしかったことを思い出します。
ジョバンニ、カンパルネラ、ザネリ。
登場人物は、みな、キャラがたっていた。
よだかの星』もダイレクトにかなしい話であったなー。
カセットテープの時代、カーステレオで、朗読された宮沢賢治を聴きながら運転をした。
雨ニモマケズ』は、ふてくされのおれも、暗記した。
他に暗記したのは、『平家物語』の冒頭とか、『方丈記』冒頭や『奥の細道』冒頭だったりして、厭世的なものを好む傾向にあるおれだが、そうではない宮沢賢治に傾いたのは、バランスをとるためだったのかな、とかいまは思う。

まー、それにしても、職業作家というものはすごい。
まずは、多作でないと成り立たない仕事で、他の恩田陸作品を知らないが、たくさん書いていることは、なんとなく知っている。
芥川賞の選者も、好みや優劣以前に、量産する作家がなっている。
松浦理英子は、めったに書かないから、選者にはなれないだろう。

ところで、いま、季刊インディーズ文芸誌の文戯春号がコンペ中であるが、3季連続の掲載をねらうおれは、1作目があがったことを確認し、自作を投稿した。

text-poi.net

上記の2ばんめがおれのさくです。
またへんかんできなくなった。

ここまで。
あしたもかきます。