火曜日。
日月が休みのおれは、作業所の週初め。
午後から月初めの短いミーティングがあった。
例によって、ひとりあたまの工賃の話がでた。
基準はクリアしているようだが、ほんの少しのアップであるらしい。
まー、おれは基準の3倍を稼ぐから、このままのペースで続けよう。
月日の移ろいがはやすぎる。
20歳から40歳までは、そのまえよりはやかったが、40から60までは、マジであっという間で、次の20年でお役御免な感じなおれだが、より一層はやいのだろう。
そんなふうに、あっというまに過ぎ去っていく人生もわるくない。
今から20年の辛抱は、小僧のころとはちがう。
おや? と思ううちに本格の翁になるのだろう。
まー、心配は住むところで、今のアパートにいつまで居られるかである。
大家の立場になって考えれば、翁になりつつあるおれを、今のうちに追い出したいと考えているのだろう。
孤独死とかで、事故物件にはしたくないだろう。
近所のアパートが、次々と小綺麗なワンルームマンションにかわり、残っているのはおれのが住む物件くらいである。
大家が倅の代になれば、おれのアパートもそうなる可能性がある。
健康を維持できなければ、どこかの施設に入れられて、よくない待遇のスタッフに虐められるのだろう。
まー、次々と連想が続くが、ここまでにしておこう。
ではでは。
ここまで。