水曜日。
定休日。
体調は戻りつつありますが、まだ咳きこむこと多し。
よって外出はせずに部屋にこもりました。
今日はジョージ・ハリスンについて書いてみようと。
キャラ立ち過ぎのおにーちゃんふたりのせいで、おれが彼の素晴らしさに気づくのは遅かったっすね。
今は情報過多の世の中で、ネットの普及がそれに拍車をかけている気がします。
「ITは情報の民主化」とホリエモンは言いますが、ネットにより個人が取れる情報の質、量とも飛躍的に上がり、自前のパソコンを持った時は40を過ぎていたから、あの頃から「物事の良し悪し」「好き嫌い」を初見で決めるようになったのだな~、と思っていたのですが、ジョージ・ハリスンを想う時、初見でダメだと次がないのは小僧の頃からであったと。
高校生になってバンドを組み、最初に演奏した曲はビートルズ『アンド・アイ・ラブ・ハー』でした。
このバンドでおれはベースを弾きましたが、この曲のギターソロがショボく聴こえたのでした。
「ジョージ・ハリスンはショボい」
これが当時の想いでした。
「ギターソロなのにボーカルのパートといっしょじゃん。芸がないじゃん」的に。
でも、似た時期に『ティル・ゼア・ワズ・ユー』で素晴らしいソロを弾いていて、初見でダメ出ししたせいか、そのことに気づくまで云十年かかりました。
『アビーロードB面メドレー』『レット・イット・ビー(アルバムバージョン)』『オクトパス・ガーデン』『サムシング』等のケチのつけようのない演奏は、あのバンドが最終コーナーをまわった頃のもので、始めの頃のハリスンはドンくさかった、との認識がずっと続きましたな。
いや、そんなことはない、と気づくきっかけが『ティル・ゼア・ワズ・ユー』でした。
永かったっすな。w
ここまで。
明日も書きます。
今夜の一曲(二曲)。
共にソロはクラシック・ギターで弾かれています。
『アンド・アイ・ラブ・ハー』
『ティル・ゼア・ワズ・ユー』