水曜日。
定休日。
外出は近所のスーパーへ食材を買い出しに行っただけ。
お題「Silent」のコンペティションに投稿する小説の骨組み的なものを決めようと思っていたのですが、アコギ3本を弾くうちに日が暮れました。
レンタルスタジオではエレキギターを弾くことが多いのですが、自室ではストラトキャスターになかなか手が伸びません。
何故か。
それはおれのギターソロがショボいから。
良いギターソロを弾く人は、多くの場合良いメロディメーカーと被ります。
おれが「ギターソロ」というものを意識し始めたのは、ビートルズのラストアルバム『レット・イット・ビー』を聴いた頃でした。
14歳でしたな。
あの曲は数テイクが出回っていて、ギターソロもそれぞれ違いますが、おれが好きなのはオリジナルアルバム収録もの。
ジョージ・ハリスンは、レノン&マッカートニーのせいで、今でも「第三の男」扱いを受けているように想います。
しかし、彼は優れたメロディメーカーです。
リリースは『レット・イット・ビー』より前でしたが、録音は最後だったアルバム『アビー・ロード』では、ハリスンの創った素晴らしいメロディを聴くことが出来ます。
具体的には『ヒア・カムズ・ザ・サン』『サムシング』。
ラストの録音で、やっとおにーちゃんふたりに追いつきましたな。
『アビー・ロード』B面のメドレーは、マッカトニーの独壇場のようですが、ハリスンのギターも冴えています。
ん? おれのギターソロがショボい理由を語るつもりだったのに。
15の夜に歌うことを諦めたと同時期に、メロディメーカーとしても「だめだこりゃ」認定をしたのでした。
今想うと、正しい判断でしたな。
ま~、和音が奏でられる楽器を覚えると、メロディは何となく創れます。
ギターや鍵盤系っすね。
例えば C Am F G のコード進行を繰り返しながら鼻歌を口ずさめば、それがメロディで、問題はそれが良いものか否かっすね。
おれの鼻歌は「否」でした。
とても残念でしたが、そういう事は早くに知った方が良いとは思います。
17~18歳でスケールを覚えてアドリブが弾けるようになりましたが、それがショボい理由も理解できたしね。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲。
ザ・ビートルズ『レット・イット・ビー』。
アルバムバージョン。
ジョージ・ハリスンによるメジャー・ペンタトニックスケールで弾かれた素晴らしいギターソロを聴くことが出来ます。