火曜日。
今日からまた3日間のお休み。
10時過ぎに駅前の松屋で朝定食を食べて、とりあえずは小田急の上り電車に乗りました。
行き先を決めずに。
なんとなく下北沢で降りて井の頭線に乗り換え、渋谷に。
渋谷は御茶ノ水に次ぐ楽器の街ですが、御茶ノ水のようにメインストリートにお店が集中していません。
国道246号付近にイケベ系があり、センター街方面にイシバシ楽器や黒澤楽器があります。
タワーレコード付近にミュージックランドKEYがありますが、いまのKEYは品揃えがショボいっす。
特にアコギの。
具体的にはテイラーとKヤイリしか見当たらず、渋谷の楽器店でマーチンを置いていないということは、すなわち傾いているということだと。
KEYのストアブランド、フラートーンのテレキャス、リペアもあそこから見積もりを取りましがが、店内のどよ~んとした雰囲気がイヤで、You Tubeでアクセス数が多いリペア業者に持ち込みました。
その業者の仕事も納得できないものでしたけれど。
さて、話が横道にそれましたが、今日はイケシブ4F、アコースティックギター専門フロアに行って、サイド&バックがマホガニー仕様のギターを試奏させてもらいました。
マーチンを3本。
木で出来ている楽器には、同じ年に製造された同じ型番でも個体差があり、それは老舗のマーチンやギブソンが老舗である証ともいえます。
日本の老舗、ヤマハの70年代復刻版であるニュー赤ラベルは、オールソリッドで新しい技術が導入されていて、見てくれが「むかし」なだけで、個体差は微です。
持っているから知っています。
マーチンは「個体差」ですが、ギブソンは「優劣」といってよい差があることを、おれは身をもって知らされました。
いまの手持ち、ギブソンJ-45は、3本目で、やっと良い個体に巡り合ったのでした。
さて、今日は横道にそれっぱなしですが、イケベの店員さんに好感を持ちました。
彼がいうに、マーチンはレートの関係で、6月からまた値上がりするそうです。
いまある在庫が捌けると、新規入荷されるものには新しいプライスタグが付き、その数字はマホガニー仕様でも税込み約40万円だとか。
路面店の限界が近づいている気がします。
ちかい将来、老舗のむかしからの型番に見られる個体差も「個性」ではなくなるでせう。
ヤマハのように、見てくれだけが「むかし」で、むかしながらの製法ではなくなるでせう。
既にそういう動きはあり、20万円以下の廉価なマーチンの木材はマホガニーでもローズウッドでもありません。
工場もメキシコにあったりします。
通販業者がアフターフォロー、メンテの点で成熟すれば、路面店は軒並み商売にならなくなるでせう。
大手楽器店もそういうふうにシフトしてくるでせう。
おや、横道にそれまくって1000文字を超えました。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲。
レッドツェッペリン『移民の歌』。
ゴッツイ音の初体験はこれだったかも。
ツエッペリンはメタルの祖とかいわれていますが、おれはメタルはどれも同じに聴こえてしまいます。