火曜日。
作業所には通所せずに、出張の書類封入の仕事現場に直行しました。
先週金曜日に同じ仕事をして、道すがら街路樹の桜は3ぶ咲きに見えましたが、今日は満開でした。
空が曇っていて映えなかったけれど。
あれはすぐに散ってしまうところが良いっすね。
チェーホフにもあったような。
読んだか否かも記憶が定かでありませんが。
樹の下に死体が埋まっていて、その漿液的なものが養分になってあの花を咲かせる、のようなことを書いたのが梶井か安吾か忘れています。
さて、今日も仕事は16時くらいまでの予定が14時には終わってしまいました。
前回は作業所に戻りましたが、今日は現地解散でまっすぐに帰宅しました。
明日は定休日ですが、感染者は下げ止まりだそうで、外出はいつもの如く近所のスーパーだけになりそうです。
マーチンの弦張り替えは今朝部屋を出るまえに済ませました。
2017年製の型番D-28は、やっとマーチンらしいやわらかな音色になってきました。
ところで、夕方にYou Tubeでアコギ関連を漁っているうち、AYERSというメーカーの存在を知りました。
台湾に本社があり、工場はベトナムだそうです。
試奏動画を何本か見ましたが、ノーエフェクトと謳われていて、倍音がマーチンの型番D-45(高価 120万円)とどっこいの響きでした。
すばらしい鳴りですが、ちょっと品が良すぎるかもしれません。
北米ではなくヨーロッパの音に近い。
マーティン・シンプソンの愛器、ステファン・ソベルのような。
木材も希少性の高いものが使われていますが、売値はマーチンの1/3程度。
日本に代理店もあるようです。
リペア等のサポート体制が整えば、メイトンのようにブレイクする予感がします。
ともあれ生音であの鳴りはすげーです。
参考までに動画を貼ろうとしましたが、どれも不可でガードが堅いメーカーのようです。
で、一気に今夜の1曲に。
伝説のブルースマン動画シリーズ。
Reverend Blind Gary Davis『 I Feel Like Children Of Zion』。
Reverendだからブルースマンではないとか、こまかいことはいわずにお付き合いくだされ。
ピート・シーガーというカントリーミュージックの有名バンジョー奏者がMCのテレビ番組(のはず)に、再発見されたブルースマンたちが何人も出演していて、この動画もそのうちのひとつ。
ピート先生はいつも途中からバンジョーを弾いてセッション的になるのですが、このお爺はピートさんのバンジョーをシカトして弾きつづけ、ピートさんは演奏を止めてしまいます。
30代の頃のおれは、それが痛快でした。
ここまで。
明日も書きます。