木曜日。
作業所ではまとまった数量の仕事が入り、今日は手持ち無沙汰になることはありませんでした。
数時間おきに換気のため窓が開け放たれるのですが、冷気が室内に入り込んできて、エアコンで温んだ空気が一気に。
ダウンを着たまま仕事をする者もいました。
昨日はむかしのプロ野球のピッチャーについて語りましたが、スピードガンがない時代は、バッターの反応でそのピッチャーの球威を推し量っていました。
おれの見立てだと、常に速かったのはヤクルトの松岡弘でしたな。
各球団のエースたちの球威が衰えていくころに、おれはプロ野球を見始めたのでした。
「いうほど速くないじゃん」と。
江夏豊は南海ホークスにトレードされ、当時の南海の試合などは観る機会がありませんでした。
テレビ中継解説者の村山実も「彼等もそろそろ打たせてとることを覚えないと」などいっていましたな。
ドラゴンズのエースは星野仙一でしたが、マウンド上での気合と球威は反比例していた如くおそかったっすな。
ところで、森監督のもとでヤクルトが優勝したシーズンの最終戦を、おれはバイト先の出張で千葉の大多喜という山村の木賃宿のテレビで見たのですが、相手は中日で、最終回に小松辰雄が投げて、バッターはまるでタイミングが合わない空振りをしていて「小柄だけどすげーやつ」と感じました。
翌年からスピードガンが導入され、150キロを計測するピッチャーは両リーグにひとりいるかいないかでしたな。
小松辰雄は150キロを投げるピチャーでした。
出始めの小松辰雄は速球で空振りが取れていました。
いまは速球派の基準が160キロで、ソフトバンクの千賀滉大がたまにその球速を投げるようですが、スポーツニュースなどで見ると、バッターは空振りしません。
スピードガンの精度の問題か、相対的に打者のレベルが上ったのか。
おれには解りませんが、いまを代表するピッチャーであるオリックス山本由伸も、いろいろな球種を投げて打ち取るタイプで、速球でバッタバッタと空振りを取るシーンは見たことがありません。
メジャーリーグで投げているダルビッシュ有や大谷翔平も、打者が手も足も出ないような速球は投げていませんね。
いちまつの寂しさとともに、今日はここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲。
ダディ&キッズが『ロール・オーバー・ザ・ベートーベン』をカバーしています。
パフォーマー女の子のヘッドホン装着の意味が分からず。
ライン無しで聴こえるヘッドホンなのかな。