MOJOkunの日記

2019年末にヤフーブログが閉鎖になるのでこちらに引っ越しました。

タンギー爺さん、ジェームス・テイラーのことなど。

火曜日。

昨日は作業所帰りに居酒屋に寄って、帰宅してここを更新する気がまるで起きなくて、引き伸ばしているうちに眠くなって適当に書いたのだが、読み直すと今日につづきを書くようなことが記してある。

でも昨日の分で完結している案件。

だからもう書かない。

 

原田マハの短編集。

3つ目のお話はタンギー爺さんについて。

タンギー爺さん』はゴッホ有名作品の画題だから、ゴッホが絡むお話だと思っていたが、タンギー爺さんの娘がセザンヌに宛てた手紙、という設定。

読み進むとゴッホも登場するが。

さて、いま書きたいことはふたつ。

セザンヌはその語感からなんとなくフランスの美女を連想していたのだが、ポール・セザンヌは禿げたおっさんで、それを知った思春期のおれはがっかりしたのでした。

ドラクロアの『自由の女神』はおっぱいがきれいだったし、彼女はマリアンヌでニューヨークの自由の女神のモデルだし。

語尾に「ヌ」がつくフランス語の固有名詞は女性的な響きだし。

まー、禿げ方が色川武大的であることを後年知って親近感を覚えるようになりましたな。

絵画史的には重要な画家らしく、セザンヌ以降の絵画はセザンヌに似ている。

数人の女性がダンスをするモチーフは多くの画家が競うように描いたが、ネタ元はセザンヌであるようです。

おれの仕事はじめは損保セールスで、仕事をサボるときによく美術館に行っていました。

そこには資料室があり、西洋絵画の大まかな流れをなんとなく知りましたな。

史が解って初めてピート・モンドリアンのこの作品も流れで出てきたことを理解したのでした。

ブロードウェイ・ブギウギ - Wikipedia

いま観ても全然良いと思いませんが。

 

 

書きたいことのもうひとつは、画商、について。

タンギー爺さんは絵の具の行商をして後に画材屋さんになったが、売れない画家を応援する画商でもあった。

ゴッホの『タンギー爺さん』は、お人好しお爺ちゃんの表情で、商いはまるで上手くなさそう。

おれは30代の頃に日本画の画商求人を見つけ、面接を受けた経験があるが、その画商はひと目でブローカー/ヤクザと解かるような風貌。

昨今、どんどん値が釣り上がるビンテージギターも、そういう者が絡んでいるのかも。

 

ここまで。

明日も書きます。

 

今夜の1曲はジェイムス・テイラー Fire And Rain』。

ふるいライブ映像だが、ギブソンを指弾きしていてシンパシーを感じます。

型番J-50がとても良い音で鳴っています。

 


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