MOJOkunの日記

2019年末にヤフーブログが閉鎖になるのでこちらに引っ越しました。

ア・ハード・デイズ・ナイトから黒の舟唄への流れ。

月曜日。

作業所は週始め。

相変わらず来所する者が多い。

新しいメンバー数人も定着し、それはたぶんコロナと関係があるのだろう。

 

朝一から夕方まで目一杯のスピードで仕事をした。

単純な手作業なので、ダラーとしてるとかえって疲れる。

数量を想定し、そうなるようにあれこれ工夫すると、時間がはやく過ぎる。

 

さて、ほぼ毎日そうなのだが、帰宅してテレビやエアコンを点け、パソコンを立ち上げ、グラスに氷を入れてウイスキーを注ぐころには、ここの更新のためのテーマのようなものは既に手のうちにある。

だが、いざ書く段になると、忘れている。

毎日そんな感じ。

しかし、今日はそうではない。

ビートルズ、ア・ハード・デイズ・ナイト、のイントロについての考察を、思いついては忘れる日々が続いていたが、今日はここまで引っ張れた。

以下に。

あのイントロを、世界中のギタリストが「こーじゃね?」と試み、それはいまも続いているようだが、おれが聴いた限りでは、CharがNHKの音楽番組で披露した音が、最もオリジナルに近かったように思う。

すげーむかしのことで、緒川たまきがピカピカに輝いていたころの話。

番組の詳細は忘れているが、MCが緒川たまきでCharはゲスト。

「Charって上手いよね」という声が各方面から聴こえ始めたころだから、まー、むかしのことです。

MCが「何か弾いてみて」とCharに振ると、あのイントロを「ジャーン」と弾いてドヤ顔のCharに「何それ? 真面目にやってよ!」的な対応のたまき。

「えー、これが分かんないかなー」と困惑するChar。

「自分が一番上手いと思っているんでしょ!」とたたみかけるたまき。

Charが困った顔を、おれは滅多に見たことがないが、あのときは「なんでやねん! このクソ女!」的な表情でしたな。

緒川たまきを好意的に思っていたおれは、「嗚呼」と。

Charは確信に満ちた顔で「ジャーン」と弾いた。

たまきがすっとぼけたのか、マジであのイントロを知らなかったのかを考えたが、どうも知らなかったらしい。

そこまでの展開で、おれは野坂昭如『黒の舟唄』を想った。

「♫男と女の間には、ふかくて暗い河がある。誰も渡れぬ河なれど、エンヤコラ今夜も舟を出す♫」

あー、今まさにそうなっている、と感じたのである。

あのイントロを弾いて、音はほぼ合っていたのに、そういうことは滅多にないのに、こうなってしまうのか。

 

いつも忘れるネタであったが、記してしまうと、呆気ないっすね。

ここまで。

明日も書きます。

 

お約束的に『ア・ハード・デイズ・ナイト』を下に。

 


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