火曜日。
いつものように作業所に通い、夕方に帰宅。
昨日も今日も、帰宅してパーカーを脱いでTシャツ1枚で過ごしている。
エアコンを冷房や除湿で使うまえに、フィルターをシャワーでジャブジャブ洗おう。
つい最近、噂のベーシストをYou Tubeで見た。
ハマ・オカモトがその人で、16ビートのファンクを涼し気な表情で弾いていた。
とても良いパフォーマンスで、もっとはやくに見るべきでしたな。
さて、初めてバンドの一員になった頃、おれはベーシストでした。
好きでそうなったわけではなく、ベーシストの席だけが開いていたから。
すでにチョッパー奏法は流通していて、いまはスラップ奏法というようですね。
小僧だったのに、既にヒットチャートやアルバムセールスには興味が向かず、最先端だったそういう弾き方には背を向けていましたな。
それまで聴いていた楽曲のベースパートを耳コピして、要はルート音を弾いておけばいいのだなと解り、それ以上のことはしませんでした。
ポール・マッカートニーやジャック・ブルースは、やり過ぎてると感じました。
ジョン・ポール・ジョーンズやビル・ワイマンは、もうちょっと目立てよ、と。
しかし、当時の経験は、後年アコギでブルースのソロギターを弾こうと思ったときに役立ちましった。
ソロギターとは、大雑把にいえば、親指でベースラインを弾いて、人差し指と中指でメロディを弾く要領ですが、エレキギター以前の伝説的なブルースマンたちは、親指と人差指しか使っていないことを知り、愕然としました。
そういう系のレッスンビデオで、現存する彼等のモノクロ映像を観てビビったのでした。
3フィンガーで弾いていた人は、ミシシッピ・ジョン・ハートしか思いだせません。
映像が残っていない人のなかに、ブラインド・ブレイクというラグタイムブルースの弾き手がいるのですが、あの音数の多さだと3フィンガーだったじゃね? という人と、いや、2フィンガーでないとあのリズム感タイム感は出せない、という人がいて、いまだにその論争は続いています。
ブルース系は、確かに2フィンガーの方がリズムをキープしやすいのですが、当時のおれは30代で、小僧のころに4畳半フォーク系をコピーしていたから、上でいうところの3フィンガーとは違う3フィンガーが指に染み込んでいて、矯正することは諦めました。
違う3フィンガーとは、有名な曲でいうと、PPM『パフ』や風『22才の別れ』のことです。
さて、PPM『パフ』を探してみよう。
ブラインド・ブレイクがラグタイムを弾いている音源も貼ってみる。
ブラインド・ブレイクの演奏が、You Tubeで聴ける時代になったのだなー。
感慨ひとしお。
Peter, Paul and Mary - Puff, the Magic Dragon (25th Anniversary Concert)
Southern Rag by Blind Blake (1927, Ragtime guitar)