土曜日。
昨日は各地で豪雨災害が起きたようですが、おれの地域は無事でした。
朝起きて、倒木で山手線が止まている、とのニュースにびっくりしましたな。
昨夜の項ではサンタナについて語りましたが、カルロス・サンタナが弾くギターはハムバッカー仕様です。
ウッドストックの頃から現在に至るまで。
「ハムバッカー」とはピックアップのことで、ピックアップとはエレキギターの弦振動をひろうマイクのようなものを想像してもらうとわかり易いかも。
ざっくりいうと、2大ブランドである、ギブソンのエレキギターはハムバッカー仕様で、フェンダーのエレキギターには「シングルコイル」というピックアップシステムが組み込まれています。
ハムバッカーは音が太くシングルコイルは音抜けが良い、というジョーシキはおれの世代のもので、今どきのハムバッカーは音抜けも良く、パワーで劣るシングルコイルのギターは選ばれる機会が減っているようです。
ハムバッカー優勢は、弦やエフェクター類が進化したからだとおれは思います。
いまのフェンダーの売れ筋は、例えばストラトキャスターでも3つあるピックアップのひとつがハムバッカーになっています。
おそらく最も有名なストラトキャスターの弾き手はエリック・クラプトンだと思いますが、クラプトンモデルにミッドブースト機能(要するに太い音にする)が付いていることは、ギターを弾く者に広く知られています。
ところで、おれはシングルコイル派です。
いまの手持ちはストラトキャスターです。
今年の3月にテレキャスターを売ってつくったお金で16GBのパソコンを買いましたが、テレキャスターも標準仕様はシングルコイルです。
おれがシングル派になったのは、10代の頃に「ボストン」というバンドが登場し、彼らの奏でるハムバッカーの音が好きになれなかったから。
音デカいけど抜けてねー! と。
ロックバンド化したオフコースも似たようなサウンドで、好きになれませんでしたな。
小田和正の澄んだハイトーンの歌唱とマッチしているとは感じませんでした。
ということで、今夜の1曲はボストンにしよう。
ここまで。
明日も書きます。
ボストン『More Than a Feeling』。