土曜日。
休日。
今日はネタに困らない。
何年かぶりにやらかした。
財布を落としたのである。
11時ごろにスーパーに行って会計を済まし、アパートに戻り階段を上がろうとして、スエットの尻ポケットを触ってみると、あれ? 財布は? ないじゃん。
スーパーに引き返し、その旨を告げ、届け出があったらここに、とスマホの電話番号を店員さんに告げたが、いまだに電話は来ていない。
いまとは20時ちょっとまえ。
取り急ぎ銀行カード類を無効にし、狛江駅前交番に赴き「財布をなくしました」と。
おれは定期的に落としてはならないものを落とすから、勝手知ったる流れに沿って手続きし、帰宅してふて酒を。
ちなみに今回のまえはスマホを小田急車内に忘れ、あれは出てきませんでしたな。
財布落としは何度目だろう。
その度に運転免許証も再発行してきて、次があれば7回目である。
免許証番号のラストの数字が6から7に変わる。
そういう者は滅多にいないようで、更新毎に犯罪を疑われる。
再発行のために府中の試験場まで行かなくてはならない。
そういうことでブルーな気分。
だからブルース動画を延々と観いている。
アトランダムに流していたら、アルバート・コリンズとロイ・ブキャナンが共演する動画があった。
ふたりに共通するのはテレキャスター。
でも、マジテレはロイ・ブキャナンで、アルバート・コリンズはテレギブの人。
音量がテレギブ>マジテレでありました。
オンステージだと音量がものをいい、それゆえロイ・ブキャナンはしょぼく聴こえましたな。
テレギブとは、フェンダーテレキャスターのリアピックアップがシングルコイルではないものを指します。
シングルコイルではないということは、ハムバッカーであるということで、ハムバッカーとはギブソンエレキギターの代名詞で、ギブソンにはすべてにこれが付いています。
簡単にいうと、シングルコイルが連なっているものがハムバッカーで、太い音が売りです。
ジェフ・ベックがアルバム『ブロウ・バイ・ブロウ』のレコーディング時に『哀しみの恋人達』をテレギブで弾き、以来「テレギブ」は広く流通する語となりました。
おれのテレキャスはマジテレですが、ロベン・フォードのものを意識したと思われる個体(カラーやフィンガーボードの材とかが)です。
でも、ロベンもハムバッカー奏者と共演するするときは、テレキャスでなくギブソン系のギターを弾きます。
相方がラリー・カールトンのときとか。
シングルとダブル(ハムバッカー)だから、一緒に弾くとダブルの音量にシングルは負けるわけです。
まー、テレキャスにハムバッカーを積むなんて掟破りな気がしますが、オンステージを考えるとアリかなとも。
さて、気分はブルーなままですが、このへんで〆て『哀しみの恋人たち』を貼ります。
ジェフ・ベックはこの楽曲を上記ロイ・ブキャナン捧げる曲だといい、ロイもアンサー的な楽曲を弾きましたが、数年後にこめかみをピストルで撃ち抜いてしまいました。
最後に一行。
この曲の作曲者はスティヴィー・ワンダー。
ここまで。
明日も書きます。