金曜日。
作業所のスタッフは3人であるが、ひとりは前立腺手術で休んでいて、もうひとりはインフルエンザにかかり、有能な女子スタッフがひとりでがんばっている。
インフルエンザスタッフは、昼前に来て、扉で仕切られる個室にてパソコンを弄っていたが、おれが帰る際、12月のライブで弾くオケをCDRに焼いて渡してくれた。
上出来である。
前回ライブのオケは、渡されたのがオンステージ前日で、満足のいく準備ができなかった。
音を外さないとか、裏拍から入ってベースを弾く者の音を目立たせる、とかはできたが、それ以上のパフォームではなかった。
もらったCDRを、まだ聴いていないが、明日、部屋を出る前に、パソコンで流し、テレキャスで合わせてみよう。
なんというか、寒い。
昨夜もそうであったが、足元が冷える。
NHKの天気予報では、明日も寒くなるようだ。
これくらい冷えると、かつては、東京湾でアイナメやカレイを釣った。
食べる旬はちがうが、アイナメもカレイも、獲物が少ない冬の釣魚で、木更津の沖堤まで行けば、良い型が釣れた。
アイナメは、釣ってすぐに〆て血抜きをし、硬直をふせぐ。
カレイは煮魚にした。
板前さんが書いた、釣り魚の美味い食い方、的な本に、最も新しいものを煮魚にするべしとあり、カイレはそうしたが、新鮮すぎて身がはぜ、落し蓋が必須であった。
水や砂糖を使わず、酒と味醂だけの味付けであった。
小さいものは、薄塩で片栗粉をまぶして揚げた。
釣りは、しない者が考えるより体力を使い、金もかかる。
還暦を過ぎて、朝起きると、あちこちが痛むいまは、釣りをしたいと思わない。
餌も、おれは生きたモエビを使うことが多く、あれを素揚げにしたら、美味い肴になっただろう。
居酒屋の「川エビ唐揚げ」とかは、たぶんモエビであろう。
釣具屋で、安くない活モエビを買って、船渡しの堤防に上がったものだが、いまはクルマがないし、クルマがないと、釣行とかは無理なので、テレビの釣り番組をみたり、you tubeの釣り動画をみながら、むかしのことを思い出す。
40センチ超えのアイナメを釣り上げ、当時付き合っていた女子に刺身で食わそうとしたら、
「釣ったんじゃなくて、海に近い魚屋で買ったんでしょ」
とかいわれて、シラけたことを思いだします。
ではでは。
ここまで。