火曜日。
週初め。
曇り空で、雨が降りそうだったが、ストラトキャスターを担いで作業所に行った。
Dドリアンで、フォービートのアドリブ。
ジャズは、裏拍から入ることが多く、表から弾くことが手癖になっているおれは、気を遣いながら弾いた。
「裏から入れ!」という叱咤は、今日はなかった。
月一だったライブが、三月に一度になった。
来月にある。
毎回、PA当番のおれは、間があいて、ミキサー操作でチョンボをするかもしれない。
いまのところ、パフォーマンスの予定はなく、下働きに徹するつもりである。
シャンソンの『ケセラ』を、おれのアコギで二人のボーカルで演る話もあったが、そのうちの一人が、熱狂的なラグビーファンで、ライブ予定日には、どこかのスタジアムで観戦するらしい。
まー、小観客で歌うより、ラグビーを観たいのだろう。
ラグビーといえば、ツアコン時に、群馬、高崎支店手配の仕事をした。
高校ラグビーの全国大会で、大阪の花園に、毎年チームに同行した。
東京農大二高が常連で、群馬なのに東京農大かよ、と思ったが、毎年行くうちに、応援する気持ちになった。
決勝まで行って、ノーサイドで、ジャンケンで負けたこともあった。
おれは、東急観光の添乗員であったが、会社指定のブレザーにワッペンがあり、ラグビー部OBに間違えられた。
「どこの高校のOBですか?」
とか聞かれて、困った覚えがある。
年末年始のことだから、ミスもある。
ある年、昼飯の手配を忘れてしまった。
当日に、何処に電話しても通じなくて、しかたがなく吉野家で大盛りを30人前とか、現地配達してもらい、その日のゲームは勝ったから、監督も「美味い!」と言ったが、明らかにおれのチョンボで、いまでも覚えている。
当時の監督は、おれと同年で、親近感もあった。
今、花園に行くのは、農大二高ではない。
延々と続く事象ではないとは思っていたが、おれが現役だったころは、群馬の高校ラグビーは、農大二高で決まりであった。
ではでは。
ここまで。