MOJOkunの日記

2019年末にヤフーブログが閉鎖になるのでこちらに引っ越しました。

長じて色川武大の作を読み、「偏」の塊のような人が書いたと想いました。 おれの「偏」なんぞは微々たるものなんだな~と、救われた気がしました。

土曜日。

休日。

今日は「偏」について記してみます。

おれは子供の時分から「偏」でした。

前回の文戯杯で、幼少期に全てのクルマのメーカー型番を理解していた、的な事を書きましたが、あれは事実です。

小学生時、この季節になると、夕方に屋台のおでん屋さんが遊び場の神社や寺などの近くを流しました。

ひと串10円のおでんは、帰宅してからの夕飯前の軽いおやつのようなものでした。

おれはツミレが好きで、3つ選べる具を選ばす、ツミレが3つ刺さった串を。

他の子等の串にはチクワブや揚げボール、三角形のハンペンなどが刺さっていました。

「おまえ、なんで全部ツミレなの?」

「え? だって美味しいし」

「3つともツミレで飽きないの?」

「え? 飽きないし」

的な会話があったことを記憶しています。

「偏」で上手く行ったこともあったのでせうが、そうでなかったことの方が多いっすね。

長じて色川武大の作を読み、「偏」の塊のような人が書いたと想いました。

おれの「偏」なんぞは微々たるものなんだな~と、救われた気がしました。

『怪しい来客簿』『生家へ』『狂人日記』その他。

おそらく全作を読んでいますが、常に「偏」が描かれているように感じました。

更に時は過ぎ、柳美里芥川賞を得た時、その作風が気に入りました。

彼女のエッセイを読んでいたら、色川武大が出てきて、おや? と。

彼女は太宰治色川武大を褒めていたのでした。

ふたりは似ているとも書かれていました。

おれは、え? あんな子供騙しと一緒にすんじぇねーよ!

と想いましたな。

さて、明日の項につづくかも。

 

ここまで。

明日も書きます。

 

今夜の1曲。

ちょっとおもしろいバンドを見つけました。

IMY2によるビートルズカバー『SOMETHING』。

 


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