水曜日。
定休日。
外出は昼前にスーパーへ食材を買いに行っただけでした。
外は暑かったけれど、湿度は不快なほど高くなかったような。
いつ頃からか、「不快指数」という語が消えましたな。
文字は視覚から入ってくる情報で「不快」のふた文字にいちゃもんが付いたのでせうか。
新聞を読まなくなって久しいのですが、IT時代以前は、小説家が最も原稿料を稼げるのは新聞小説であったらしいっすね。
ちょっとググってみたのですが、漱石も芥川も新聞小説を書いたようです。
漱石は分かるのですが、芥川は作風(といっても全部読んでいるわけではなし)から毎日連載のハードな仕事をよくこなせたなと。
谷崎『蓼食う虫』も新聞小説であったそうな。
谷崎といえは、電球や蛍光灯の世の中になり、それを憂いているエッセイがあったような。
芸者さんの白塗りは、行灯の仄かな明かりだかこそ映えるのであり、蛍光灯に晒されると台無しになる的な。
なるほどな~、作家の観察眼はすげーなと。
おれは子供の時分に街を流すチンドン屋さんを見た世代ですが、彼等も白塗りでした。
キレイではなかったから、なにゆえ塗るの? と想っていました。
学校帰りの商店街で彼らに付いて行くと、人通りの少ない所で「小僧、帰れ!」と怒られたりしたものです。
金魚、納豆、豆腐、おでん、竹竿、などを売るリアカーを曳いたおじさんたちも、1960年代後期までは実在していました。
街の風物詩のような存在でした。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲。
ジョン・レノン『COME TOGETHER』。