MOJOkunの日記

2019年末にヤフーブログが閉鎖になるのでこちらに引っ越しました。

いま突然思い出しましたが、中学から高校に上がる春休みに、谷崎潤一郎『春琴抄』を映画館で観ました。

月曜日。

週初めの作業所はいつもとちがう仕事が入りました。

作業所の仕事はたいてい単純な軽作業ですが、今日はより単純でした。

納期は明日でタイトではありません。

 

倉橋由美子『スミヤキストQの冒険』。

行き帰りの電車内で読むはずでしたが、そうなっていません。

冒頭でむかしに読んだカフカの長編っぽいなーと感じ、えー? あんな感じなの? と積極的になれません。

カフカに限らず、長編小説は「あー、読み始めてしまったから、最後まで読むか」的なものが多かったっすな。

中盤まで読んで中だるみし、ラストを読んで「こういう話か」と判ってから読むような。

精神疾患と関係があるか否かは不明ですが、短編や掌編を好む傾向がむかしからありました。

読書においては集中力が持続しないようです。

カフカなら『流刑地にて』や『断食芸人』『夜に』などが好きでした。

『夜に』は数行で終わってしまうので、掌編ですらないかもしれません。

内田百閒、吉行淳之介色川武大など、愛読した作家でも「良い!」と感じた作品は短編や掌編でした。

百間なら『件』。

吉行なら『手毬』。

色川だと『百』。

現役だと小川洋子『ひよこトラック』、川上弘美『神様』などがアタマに浮かびます。

文豪たちでも、芥川龍之介『蜜柑』、夏目漱石夢十夜』などが好きでした。

新潮文庫ヘミングウェイ全短編上下2巻もとても良かった。

でも例外はたまにあり、ガブリエル・ガルシア・マルケス百年の孤独』は、最初の数行で主人公のひとりが銃殺刑から開放され、よーし、最後まで付き合うぜ、と。

いま突然思い出しましたが、中学から高校に上がる春休みに、谷崎潤一郎春琴抄』を映画館で観ました。

R18指定でした。

春琴を演じた女優さんはキレイな身体つきでしたが、顔は美しいとは思えませんでしたな。

 

ここまで。

明日も書きます。

 

今夜の1曲。

ハウリン・ウルフが歌うブルース・スタンダード『Sitting On The Top Of The World』。

 


www.youtube.com