金曜日。
朝一で作業所に行き、16時まえまで仕事をして帰宅した。
前年度までは、14時まで作業所にいて、帰宅して3時ごろから宅飲みするか、新宿に寄って、昼間から開いている居酒屋でホッピーを飲んだが、作業所が財政的にピンチであると、今年度始めのミーティングで告げられ、おれは今は16時前まで仕事をするようになった。
月毎のミーティングで、ひとりひとりが作業時間を増やしいてほしい、とスタッフはいうが、メンバーはそのときは皆頷くのだが、そうする者は少ない。
なぜだろう?
おれは還暦過ぎて、次の作業所は考えていない。
また、一から人間関係を構築する気にはなれない。
しかし、作業所というものに通うようになって、精神疾患は良い方に傾き、早寝早起きを実践し、休みの日も早く起きるような生活を続けているうちに、ガタッっと沈むことはなくなったが、小説を書く気が起きなくなった。
おれは、太宰治が好きでないが、必要以上に嫌っている気もする。
不埒な生活、イコール太宰みたいな気がして、不埒な者が騙されてると思うから。
おれは、そんなことでは騙されないぞ、と太宰を読んだ際の感想はそういうものであったが、綿矢りさとか、太宰の墓前で涙ぐんでいた映像をテレビで観た覚えがあるし、芸人で芥川賞をとった又吉のスマホ待ち受けは太宰肖像らしい。
おまえらは騙されたんだな、と思うが、そいつらが業界のメインストリートを行くことが、謎である。
さて、行数は稼いだ気がする。
ここまで。