月曜日。
週始め。
作業所では単発で入った仕事を朝一から夕方まで。
いつもの仕事と併行して。
おれは仕事がはやいので、納期が近いらしいその仕事をするようにいわれ、そうした。
左手親指を酷使する仕事で、帰宅してアコギのネックを握ったら指の付け根が痛かった。
さて、ネタがない。
ネタがないときは、太宰や三島をdisれば何行かは稼げる。
太宰の処女作は『晩年』。
まだ小僧だったくせに。
最も流通している作は『人間失格』。
小説のタイトルとしてどーなの?
それらをある時期に読むと、すげー感動するらしい。
ある時期とは16~18歳。
おれは読んだが「ケッ」と思った。
高校の文芸部にいたやつなどは、その数式みたいな型にきっちり嵌っていて、おれはそのことがおもしろくなかった。
文学部学生の卒論で最も書かれるのは太宰。
と文芸部の者はいった。
「ケッ」と思わざるを得なかった、といまでも思う。
バンドの面子に文芸書を読むやつはいなかったし、読んでると後ろめたいような雰囲気もあった。
だから密かに読んでいた。
太宰が読者をあまく見積もっていることは解った。
ガキにはこの程度を読ませておけば嬉ションだろ。
行間にそれが滲んでいた。
三島には、産湯をつかった盥の木目が日に照らされて光っていたことを記憶してる、的な描写で始まる作がある。
産まれたての赤子は目が見えないことは、物事の大前提のひとつで、こんなことを書く者は、やはり読者をあまく見ているか、自分が特別な存在だと思っていることが知れる。
まー、芸事に特別感はあってもいいが、読む者にそれを悟られない工夫をしろよ。
いままでいろんなところで記してきたことです。
被っていたらご勘弁を。
ここまで。
明日も書きます。
今夜はカーペンターズを聴きたい気分。
『スーパースター』は、ロックバンドを追いかけるグルーピーの立場から歌っていて、しょーもない現象でもレオン・ラッセルが創ると良い曲になりますね。
もう何十年も、レオン・ラッセルについての話や記事を見聞きしていません。
また、スーパースターになる者に共通するのは、見積もりのあまさですね。
あるいは、ひねた者を相手にしない鈍感さ、図々しさとか。
Superstar / スーパースター [日本語訳付き] カーペンターズ - YouTube