金曜日。
作業所では出張掃除仕事の当番でした。
替えのTシャツと2リットルペットボトルを掃除道具用バッグに入れて行きましたが、Tシャツは着替えませんでした。
考えてみたら、もう11月も後半で、すぐに年末が来てその頃はダウンを羽織っているのいでせう。
さて、エルザについては既に語りましたが、おれは「生きもの系」が好きな子供でした。
ファーブルやシートン。
宮沢賢治も『なめとこ山の熊』『オッペルと象』『よだかの星』などがあり、濱田廣介も動物ものを多く書いた人でした。
動物ものでおれが特に好んだのは廣介の『ある島のきつね』です。
『よだかの星』などはガッツリ泣かせる作風で、おれも泣きましたが、いま思うと賢治はあざとい気もします。
『ある島のきつね』には泣かせどころはなく、〆も「教え」を説くようなものではなかった。
上質な掌編小説のような余韻をのこすもの、とはいまになっていえることですが、三つ子の魂百までも、の例えもあるように、感受性、のようなものはおとなになってもあまり変わらない気がします。
この作は、廣介童話のなかでも知名度が低いと思われるので、ちょっと記事を探してみます。
見つけたけれど、仏の教えと結びつけていて、「そこじゃねーだろ!」と。
まー、和尚さんは出てきますけどな。
おれが小説書くとき、気を使うことのひとつに、対象に寄り過ぎないこと、がありまして、これもいまになっていえることですが、『ある島のきつね』はそういう作風です。
青空文庫にもYou Tubeで朗読を探しても見当たりません。
困りました。
あと30分で日付が替わります。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の一曲、キツネつながりで、ジミ・ヘンドリックス『フォクシー・レディ』。