水曜日。
定休日だったが、外出は近所のスーパーへの買い出しだけ。
時間はたっぷりあったはずだが、ここの更新をだらだら引き伸ばし、この時間(22:30)になった。
既に眠剤も服用済みなので、手短に済まそう。
NHKを見ていたら、サンドウィッチマンが民家にお風呂に入る番組のはずが、劇団四季の役者と話をしている。
劇団四季の稽古場というか、オフィスというか、かつては小田急参宮橋駅の近くにあり、当時の自宅がすぐそばで、中学生のころは毎日のようにあの近所を歩いていた。
あるとき、弟と歩いていて彼が指輪を拾った。
「そんなものは捨てろよ」
「いやだ」
「勝手にしろ」
持ち帰ると、ダイアモンドの指輪であることが判明し、母親が交番に届けた。
おそらく、劇団四季の女優さんが落としたものだろう。
半年だかが経って、落とし主が現れない場合は、拾った者に所有権が移るらしい。
今考えると、当時のおれの家は、不動産ころがしが上手く行かなくなりはじめてたから、母親は交番ではなく質屋に持って行き、買い叩かれて僅かな現金を手にしたと思われる。
劇団四季に話を戻すと、あそこは、後年、ブロードウエイの人気演目『キャッツ』や『オペラ座の怪人』を観せていたことがあるが、それらが本場で上演されていた頃と、おれがツアコンだった時期が被る。
共に超人気演目でチケットが取れず、仕方なくまるで知らない舞台をお客に観せ、幕が下りてお客から「どういうストーリーだったの?」など訊かれ、往生した。
『キャッツ』や『オペラ座の怪人』なら事前に調べることは出来たのだが。
「人生の深い感動が込められている作品以外はやりません。お客さまに人生の感動を味わって頂けるものをやれば、必ずある程度のところまでいけます」
というのがあり、おれは違和感を覚えた。
あと、劇団四季は、アドリブの台詞がご法度だそうで、そうなのかと。
今夜はそれらについて書こうと思っていたのが、チャチャッとでは済まなかったので、明日に繰り越します。
ここまで。
明日も書きます。
今夜は『異邦人』が聴きたい気分。