水曜日。
本来なら定休日だが、作業所が請け負う出張仕事をするために、朝はやくにアパートを出た。
無事にこなして午後から作業所に戻り、夕方まで仕事をし、行きつけ居酒屋に。
入店すると、カウンターは既に満席状態で、あきらめて帰宅。
1/3瓶残っていたウイスキーはすぐに空き、〆にモカロールなる菓子パンを食べました。
高校生になって喫茶店に入るようになり、いつもは安いブレンドを注文したが、たまにモカを頼んだ。
キリマンジェロやブルーマウンテンよりは頼みやすい値段でした。
新宿の紀伊国屋書店の辺りから地下にもぐるとカトレアという広い喫茶店があり、そこのマッチは他のものとは違って、線香花火が消えるときのように灯った。
それが珍しくてよく行った。
歌舞伎町の穂高という店は、コーヒーを頼むとサンドイッチが付いてきた。
モーニングセットの時間でなくても。
いまのイシバシ楽器があるところの道をはさんで反対側にコタニという楽器/レコードを扱う店があり、入り浸った。
いまは楽器店でギターを試奏したければ店員さんに頼まなけれなばならないが、当時は並んでいるギターを店員さんにことわらずに弾けた。
というか、店員さんなどいなかった。
まー、廉価なものばかりだったけれど。
御茶ノ水楽器街でもそうで、高価なものは別フロアにあり、そこには店員さんがいた。
高校生のおれはマーチンやギブソンを試奏させてほしい、とはいえませんでしたな。
1ドルが360円のころだから、とても高価でした。
御茶ノ水では、たまにフォークシンガーも見かけた。
古井戸のチャボじゃない方の人が、ハープトーンというメーカーのアコギを試奏しているのを見たことがある。
ハープトーンは、ジョージ・ハリスンが弾いていることで有名でした。
他にも、ストーンズが使っていたグラマーとか、ドク・ワトソンが弾いていたギャラガーなどもあった。
当時は、ギルドがマーチン、ギブソンに割って入りつつあった。
泉谷しげるがピックでガッツリ弾いていた。
音量のでかいギターだった。
でも、そのころが絶頂で、いまは細々とやっているようです。
後年、テイラーがぐいっと出てきて、いまはマーチン、ギブソンより売れているようです。
あそこの利点は、フェンダーのエレキのようにネックをボルトで固定していて、弦高調整が楽だし、いざってときはネックを取り替えることができる。
さて、今日はいつもにも増してアコギチックなことを書いてしまった。
ここまで。
明日も書きます。
下に古井戸の楽曲を貼ります。