火曜日。
3連休明けの作業所でしたが、いつもと変わらない日でありました。
朝一から夕方まで仕事をし、スーパーに寄って適当に買い込み、帰宅してお酒。
最近よく買うのが、モツ煮込み。
税別260円程度で、値付けに妙があります。
いまや、もつ煮込みも500円以上する居酒屋が多いので、買ってきてビニールパックを湯洗し、器に盛るとほぼ居酒屋レベルだから、安い、と感じ、つい買ってしまう。
でも、内蔵肉で量も少ないから、豚コマより割高ではある。
10代のころ、建築現場の荷揚げ日払いのバイトをして、得たのは5000円程度だったと記憶するが、養老乃瀧でもらった全部を飲んでしまうような日々があった。
当時の一番安いメニューはくじらベーコンで、あれはいまは、スーパーでいい値段である。
日本はクジラを守る団体から抜けたと聞いているが、まだ値付けに反映されていないようです。
ハマチの刺し身なども安価であった。
ハマチは高級魚だと思っていたが、出始めの養殖もので、ヘンなにおいがして美味くなかった。
いま、近所にくら寿司があり、ハマチは美味い。
養殖技術が向上したのでしょうな。
まわる寿司屋のエンガワも美味いが、あれは輸入物のでかいカレイのエンガワだぞ、とダチに教わった。
おれは、魚類図鑑を思春期の頃から愛読していて、北海道やもっと北の方に「おひょう」という巨大なカレイがいることは知っていた。
英名はハリバットで、開高健の『オーパ!』では、巨大なハリバットを釣って刺し身で食う場面が前半の方にあった。
『オーパ!』は、当時としては壮大な企画で、開高とカメラマンと板前の3人組が、北米大陸の北端から下りながら釣った魚を板前がさばいて食う場面をカメラマンが撮る、というものでした。
ハリバットを釣って食うシーンの写真もあり、気の利いた文章も読めた。
おー、あれは「おひょう」だろうな、と思いながら読んだ記憶。
好評な企画だったらしく、南米の南端まで行く続刊もでて、それも読みましたな。
で、養老の瀧に話を戻すと、そろそろ帰ろうかと、〆にモツ煮込み&ライスを食っていると、カウンター隣のおっさんと話がはずみ、また酒を飲んで〆にはやはりモツ煮込み&ライスを注文し、おっさんが、一回の飲みで二回煮込みライスを食うのかよ、と呆れていた。
連想は続き、十代のころに付き合っていた女子に、
「おれのどこがいいの?」
的なことを訊くと、
「食いっぷりがいい」
といわれた。
へ? なにそれ? と思ったが、ガッツリ食う男をチャーミングだと感じる女がいることを、いまなら分かります。
でも、ガッツリとガツガツは紙一重であるらしい。
ガツガツ食うとNGであるようです。
ではでは。
今日も眠剤タイムになって、ここまで書けた。
明日も書きます。
あとがき。
UPするまえにググったら、『オーパ!』は南米編が先とかの情報もある。
おれの記憶ちがいかもね。