金曜日。
作業所の仕事量は今日も薄かった。
午後からは、業者がブツを持ってくるまで『いとしのエリー』を練習。
編成はアコギ2本とキーボード、ドラムス。
ボーカルは、昨日おれが弾き方を教えて絶望的な者が歌だけの参加でした。
その者は、昨日キーに合わせて歌うことができなかった。
あの曲のキーはDだが、桑田と同じキーでは歌えないと判断し、C のキーにした。
Cというのは、ドミソの和音で、基本中の基本。
というか、それと関係なく、キー通りの音声にならないのが理解できない。
その者は音痴ではない。
おれがCで弾くとまったく合わない音で最後まで歌い切る。
歌そのものの音程は狂っていない。
そんな事例は初めてで、
「キーと合わない音で歌う者の矯正は無理だから、そこまでは自分でやってくれ」
ということになり、絶望感が漂った。
彼は今日はギターには触らず歌だけで、それだとまともに歌えていた。
なぜそうなるのか、おれには理解できない。
緊張している様子は見えないし、短気なおれもビビらせないように優しく教えている。
ともあれ、作業所は明日も開き、レンタルスタジオに入るらしい。
おれ以外の奏者は素人に毛が生えた程度で、おれは退屈だが、それをいっちゃおしまいなのである。
最近、アコギを弾く機会が多く、ネットもYou Tubeで「ヴィンテージアコギ」とかで検索すると、ザクザクでてくるのだが、以前にも観た古澤剛という男の子のパフォーマンスがとても良いです。
ビートルズやスティーヴィー・ワンダーの曲をオリジナルキーで弾き語る者で、音源ごとにアコギのメーカー、型番、製造年、シリアルナンバーまで出てくるから、どこかの楽器屋さんとコラボしているのかもしれない。
最近はソロアコギでもエフェクトがかかる場合がほとんどだが、ヴィンテージを謳うのだから生音なのだろう。
ボーカルには少しリバーブがかかっているけれど。
で、いろんなメーカーの音を聴けるわけだが、ギブソン率が高い。
少し前の項でも書いたけれど、ギブソンのアコギはほとんどがハズレで、ヴィンテージもただ古いだけの個体が少なくないのだが、この坊やが弾くギブソンはとても良く鳴っています。
ギブソンアコギのラインナップで、最も高価なものの型番はJ-200で、その機種で弾かれているビートルス、アビーロード、B面メドレー(通じてます?)が特に良いです。
アビーロードB面は、ポール・マッカートニーの最良の仕事だとおれは思っているのですが、あの、どこの楽器屋さんで弾いても鳴らなかったJ-200がビンビンに箱鳴りしています。
いまも彼の演奏を流しながらこれを書いていますが、エリック・クラプトンやエルトン・ジョンやS &Gやルイ・アームストロングも歌っちゃってます。
日付を見ると10年くらいまえのUPで、最新の音源ではないのですが、ルックス、歌唱力、ギターの腕、ともに上質だと思います。
さて、眠剤が効いてきて、しゃっくりが出始めました。
このへんで今日は終わりにします
ではでは。
明日も書きます。