MOJOkunの日記

2019年末にヤフーブログが閉鎖になるのでこちらに引っ越しました。

林檎を齧りました

土曜日。

昨日は手を抜いたので、今日はきっちり書こうと思う。

 

昨年末、恒例冬の飲み会はクリスマスイブの日で、相方は店の女将さんに美味しいことで知られる店のケーキを差し入れた。

おれには、ハズキルーペ恩田陸のハードカバーとショートケーキをプレゼントしてくれた。

おれは、プレゼントとかを渡す習慣がない者で、いろいろもらったのに、自作が載ったインディーズ文芸誌を渡しただけ。

女将は、会計のときに、お返しであろう林檎を、おれにもふたつくれた。

その林檎を、年が明けて食ったが、思っていたより美味かった。

ところで、椎名林檎という歌手がいるが、でてきた当初、彼女が歌う歌詞に激しい違和感を感じた。

ポップミュージックの歌詞が、あんなではだめだろ。

売れない純文作家の書く小説の断片のようではないか。

そう思ったが、林檎は売れ、当時は、路上でパフームする若者も多く、狛江駅の改札を抜けたところで、男女のパフォーマーが、椎名林檎の曲を歌っていた。

ほろ酔いのおれは、おれにもちょっと弾かせてよ、とかいって、男子が弾くギターをなかば強引に奪い、当時得意としていたブルース系のソロギター(ギターソロではない)をちょろっと弾いたら、その男子から、素晴らしい、とか褒められ、喜んだおれは、マックで適当に買い込み、そのカップルに差し入れした。

 

椎名林檎は、まだ現役ばりばりで、おれの否定的な予感は外れましたな。

ビートルズ吉田拓郎も、世にでる前に、業界の大人は、手を入れようとしたようだが、パフォームする側の激しい抵抗にあい、パフォーム側の主張が通り、結果売れた。

椎名林檎に違和感を感じたのと、おれが小説を書き始めたころが被っていて、年が明けて、女将からもらった林檎を齧りながら、そんなことを思ったのであります。

 

ではでは。

ここまで。

明日も書きます。