日曜日。
休日。
昨日は気温が上がり、御茶ノ水からギブソンハードケースを狛江まで持ち帰り、スーパーに寄って適当に食材を買って帰宅したが、T シャツにパーカーだけの軽装でも汗が。
一転して今日は寒い。
さて、You TubeでCSN&Yのライブを流しながらここを更新しようという気になった。
CSN&Yとはバンドの名前で、おれがミュージックライフを毎月買っていた頃の人気投票ページでいつも首位の座にいた。
Yはニール・ヤングで、他もそれくらいのネームバリューがある人たちで、スーパーバンドとかいわれていた。
当時、ニール・ヤングはソロでもアルバムをリリースし、すげー売れていた。
『ハーヴェスト』『アフター・ザ・ゴールドラッシュ』。
意味は分かったが、何だか好きになれない響きでした。
シングルカットされた曲は『ハート・オブ・ゴールド』。
この語感も好きになれなかった。
邦題が『孤独の旅路』。
CSN&Yの曲のタイトルも『ティーチ・ユア・チルドレン』。
嗚呼、といいたくなります。
おれはニール・ヤングやCSN&Yがなぜあんなに人気があるのか理解できなかったのでした。
ラジオを聴きはじめて1年くらい経っていたけれど、14、15歳のころの1年はいまと違う。
濃密な時間で、ジョン・デンバー『故郷に帰りたい』も好きだったけれど、スリー・ドッグ・ナイト『喜びの世界』も良い感じだと思った。
前者はカントリー系で後者はR&Bと後に理解するのだが、前者はテレビやラジオのアナウンサーが歌っているような優等生的歌唱で、後者は今まで聴いたことがない歌声でした。
不良少年たちもあんな声は出さなかった。
そのうち拓郎ブームが来て、皆がフォークギター(いまでいうアコギ)を弾くようになり、当時の拓郎の楽曲はカントリータッチのものが多かったから、おれもカントリー系が好きなのかな? と思っていたが、ツェッペリンやパープルも聴いていました。
高校に上がってバンドを組むことになり、おれはフォークギターしか持っていなかったから、既にエレキを持っている者がギター担当になり、おれは仕方なくベースを弾いた。
当時、レンタルスタジオは荻窪に1軒だけでした。
高校生の小遣いでは滅多に行けなかった。
京王線の高尾手前の駅に住んでいる者の部屋が練習場所で、4人がそれぞれの楽器とアンプを持ちながら、パーツの多いドラムスを皆が持って京王線に乗り高尾手前まで行った。
当時のあの辺りはタヌキが出そうな僻地で、近所迷惑にはならなかったが、その面子の親は夜遅くまででかい音を出しても文句をいわなかった。
話がそれた。
バンドでベースを弾くようになり、拓郎は拓郎で置いておいて、おれはカントリー系よりR&B系の方が好きなんだと自覚し、18歳の頃には自前のエレキも買い、ペンタトニックのスケールでアドリブが弾けるようになり、エレキはそこで成長が止まってしまった。
いまでもYou Tubeでギターソロ用のオケを流しながら、小さなアンプでペンタトニックが強くにおう弾き方をしています。
まー、何度も書いているが、当時はラジオやレコードから聴こえるエレキの歪んだ(ひずんだ)音を再現できる環境はなかったし、ギターソロが弾けるようになればもういいやと。
バンドも高校を卒業すると、おれ以外はサーフィンだのスキーだのオンナだのに流れ、おれはひとりアコギストの道を行くようになりました。
10万以下の中途半端な値段のアコギを2回位買ったけれど、当時はヤマハも見た目だけギブソンのパクリ的ギターを出していて、おれが買った型番と同じモデルをギター漫談の人が使っていた。
テレビでたまに見かけたが、まるで鳴っていなくてがっかりしたものです。
30歳を過ぎて、円高もあってボーナスでマーチンやギブソンが買えるようになり、ギブソンを買ったのだが、これまたまるで鳴らなかった。
御茶ノ水楽器街の1軒で、
「どんな感じのものを弾きますか?」
とロン毛のバイトにーちゃんに訊かれ、
「ロバート・ジョンソンがどうたら」
いうと、
「あー、ロバジョンですか。だったらこれがお勧めだね」
おれは、
「え? ロバジョンといった? そういうのか、通の人は」
とか雰囲気に飲まれ、型番J-45を17万円くらいで買ったのだが、いまではその個体が良いものであったなら、一生モノとして弾いたはずだと思っています。
J-45は昨日、良く鳴る個体を買ったし。
その連想でつらつら書いているわけです。
人生初の単板ギターの鳴りがよくなかったので、マーチンやギルドやテイラーを取っ替え引っ替え買い、当時はクルマ道楽も魚釣り道楽も並行していたが、建築関係の仕事のときに神経というか精神を病んでしまい、収入も激減しクルマを売って、クルマがなければ魚釣りにも行けなくなり、道楽はギターだけにりましたな。
まー、釣り道楽は、いまだと海でも川でもトイレがある管理釣り場があるようだが、当時はそうではなかったので、女子を誘えなかった。
釣りをしなくなって女子関係もちらほらにぎやかになりましたな。
さて、文章を書くときには、手広くしないで、的を絞って書く方がカチッと纏まることはもう知っているのだが、今夜も的を決めないで書いていたら、もう疲れてしまった。
ここまで。
明日も書きます。
以下におれのR&B初体験の『喜びの世界』を貼っておきます。
最近、テレビでたまに聴こえる楽曲です。