MOJOkunの日記

2019年末にヤフーブログが閉鎖になるのでこちらに引っ越しました。

戸籍に入らず定住もせずに山間をセブリと呼ばれるテントを張りながら生きていた人々は小説のモチーフにもなりやすかったようです。

土曜日。
三連休の初日。
午前中にスーパーへ食材買い出しに。
部屋を出てあまり湿気が感じられず。
でも買い物を済ませ部屋に戻ると汗をかいていてTシャツを替えました。

今日はYouTube民俗学系の動画を見て一日が過ぎそう。
パソコン&インターネットの時代になるまでは、書店で廉くない専門書を買ったり図書館に行かないと得られない情報が、今は上手く検索すれば容易にたどり着けるような。
ま~、情報の 精度は閲覧する側が判断するのですが。
そーいう世の中だから、タイトルが怪しくても内容 が濃い動画があったりします。
エンタメ系歴史なんちゃらと謳われた動画で「私はエンタメ的な史に懐疑的」と前置きしてから話しだす人がいたり。
閑話休題
第二次大戦後くらいまで存在していた、と云われる山の民「サンカ」についての動画が今は多数在ります。
今日はサンカを学問にして博士号を得た三角寛と云う人物の功罪を語った動画が興味深かった。
「功」はサンカの存在を世間に知らしめたこと。
「罪」はその論説がテキトーだったこと。
学生が終わって仕事らしい仕事の最初は外資損保セールスでした。
当時、おれはあまり勤勉ではなくサボってばかりでした。
美術館や図書館はお金がかからずとても良いサボり場でした。
上述三角寛や矢切止夫の書籍を読んだのはその頃でしたな。
サンカをエンタメ的な史で語っていました。
共通するのはサンカを「闇の勢力」「日本を裏で動かしている」などとしていて、おれはまだ小僧と云える歳でしたが胡散臭いと。
国民的スター野球選手や高度成長期に首相になった「今太閤」と呼ばれた者もその筋的な。
矢切止夫は「上杉謙信は女性だった」などと記していました。
ま~、それらは置いておいて、戸籍に入らず定住もせずに山間をセブリと呼ばれるテントを張りながら生きていた人々は小説のモチーフにもなりやすかったようです。
読んだ作は五木寛之風の王国』や椋鳩十『鷲の唄』。
池波正太郎鬼平犯科帳』のシリーズに出てくる大掛かりな窃盗集団もエンタメ化させたサンカのようだったし、藤沢周平『闇の傀儡子』なども江戸幕府転覆を画策する闇の集団の話。
大泥棒のアイコン的存在、石川五右衛門を忍者の頭目とした司馬遼太郎梟の城』も。
忍者はサンカ、というエンタメ的史観もあり、出自がはっきりしない豊臣秀吉をサンカの出である、という見方もあるようです。
さて、ここまで書いて思い出したけれど、エンタメ的史観のサンカを書こうと想いたち、初めてプロットというものを組んだことがありました。
おれは、小説は短ければ短いほど良い、と想いこんでいる節があり、長い(例えば原稿用紙換算100枚)作はエンタメに振らないと無理、的に考えていたのでした。

ここまで。
この項は続けたいけれど、どーなるかな。
明日も書きます。

今夜の一曲。
Little Eva - The Loco-Motion (The Lady Shelters cover)


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