MOJOkunの日記

2019年末にヤフーブログが閉鎖になるのでこちらに引っ越しました。

久しぶりに小説を読みました。

土曜日。

休日。

朝目覚めて何かが変。

何だろう?

10分くらい経って気づきました。

寒いということに。

昨夜はエアコンなしで室温は25度程度だったから、薄い掛け布団だけでベッドに入ったのですが、今朝は冷えたようです。

足元で丸まっている毛布をひろげ、再びベッドで横になり、起きたのは9時半頃でした。

雨が降っていたので、チャリを漕いでスーパーへ行くことはせず、近所のコンビニでふた品を買い、部屋に戻って冷蔵庫にあるもので適当に肴をこさえ、芋焼酎をロックで。

宅飲み止める宣言→外飲みでお小遣い不足→宅飲み再開。

この間約7か月。

ま~、そんなものでせうな。

宅飲みは、ウイスキーから芋焼酎に替えて、量も減りました。

それが理由だと思いますが、お腹を下すことがぐんと減りましたな。

ウイスキー1/3瓶/日、休日で1/2瓶、であったから、飲み過ぎていたのでせうな。

 

さて、久しぶりに小説を読みました。

文藝マガジン・文戯22 2023SPRING、に掲載されている川辺夕『田中男』。

以下はネタばれ感想なので、読もうと思っているひとはここまで。

 

最初の登場人物の姓が「弓削」で、おれが知っている弓削さんは、奈良時代お坊さん弓削道鏡のみ。

この小説では弓削氏は警察官です。

両者につながりはないようです。

ジョーカーという組織によって改造されるひとびと。

彼等は人間の姿ではなくなります。

サイ女から内田百閒『件』を連想し、ハチ男にはフランツ・カフカ『変身』が思い浮かびました。

主人公の田中さんだけが改造されても人間の姿で、人外のものとなり、散っていった彼等の無念を噛みしめながら生きようと決意して「了」となります。

人外のものたちは、ひとが生きる上で感じざるをえない「哀しみ」「諦めきれない思い」のようなものの暗喩だろうか。

冒頭から読み始めて、読了した時点で感じたことは、もうちょっと文量が欲しかったなとうこと。

しかし、テーマ性は作者プロフィールと通底している気もして、もしかすると、他の作とも関連性が在るのかもしれません。

本作が川辺夕作品の初見なので、追々判ることかもしれません。

 

ここまで。

明日も書きます。

 

今夜の1曲。

No StoveによるBeatlescover『Here Comes The Sun』。

 


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