土曜日。
休日。
朝目覚めて何かが変。
何だろう?
10分くらい経って気づきました。
寒いということに。
昨夜はエアコンなしで室温は25度程度だったから、薄い掛け布団だけでベッドに入ったのですが、今朝は冷えたようです。
足元で丸まっている毛布をひろげ、再びベッドで横になり、起きたのは9時半頃でした。
雨が降っていたので、チャリを漕いでスーパーへ行くことはせず、近所のコンビニでふた品を買い、部屋に戻って冷蔵庫にあるもので適当に肴をこさえ、芋焼酎をロックで。
宅飲み止める宣言→外飲みでお小遣い不足→宅飲み再開。
この間約7か月。
ま~、そんなものでせうな。
それが理由だと思いますが、お腹を下すことがぐんと減りましたな。
ウイスキー1/3瓶/日、休日で1/2瓶、であったから、飲み過ぎていたのでせうな。
さて、久しぶりに小説を読みました。
文藝マガジン・文戯22 2023SPRING、に掲載されている川辺夕『田中男』。
以下はネタばれ感想なので、読もうと思っているひとはここまで。
最初の登場人物の姓が「弓削」で、おれが知っている弓削さんは、奈良時代お坊さん弓削道鏡のみ。
この小説では弓削氏は警察官です。
両者につながりはないようです。
ジョーカーという組織によって改造されるひとびと。
彼等は人間の姿ではなくなります。
サイ女から内田百閒『件』を連想し、ハチ男にはフランツ・カフカ『変身』が思い浮かびました。
主人公の田中さんだけが改造されても人間の姿で、人外のものとなり、散っていった彼等の無念を噛みしめながら生きようと決意して「了」となります。
人外のものたちは、ひとが生きる上で感じざるをえない「哀しみ」「諦めきれない思い」のようなものの暗喩だろうか。
冒頭から読み始めて、読了した時点で感じたことは、もうちょっと文量が欲しかったなとうこと。
しかし、テーマ性は作者プロフィールと通底している気もして、もしかすると、他の作とも関連性が在るのかもしれません。
本作が川辺夕作品の初見なので、追々判ることかもしれません。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲。
No StoveによるBeatlescover『Here Comes The Sun』。