土曜日。
休日。
この週末はお酒を控えて次の文戯杯の粗筋を練る、と昨日の項に記したのは、おれには文にしたことは実行する傾向があるからです。
今日は休肝日にはなりましたが、粗筋は3つあるネタを1つに決めかねているうちに23時になりました。
人が多く出てくるものはいろいろ面倒なので、ハイソ老婦人4人が旧新高山からのご来光を仰ぎに行くネタは却下な気がしています。
却下になりそうだから、今日はそのツアーの思い出を語ってちゃちゃっと済ませます。
ハイソを具体的にいうと、当時の美智子妃殿下にテニスを教えた老婦人、某自動車メーカー社長夫人、あとのふたりのプロフィールは忘れてしまいましたが、要はあのお嬢様学校の同窓生が、何かの記念で台湾、旧新高山のご来光を仰ぎに行くことになって、そのツアーに添乗員としておれは同行したのでした。
記憶では、台北から鉄道で山奥の駅まで行き、そこからむかしに林業で使っていたらしいトロッコに乗って更に山奥に向かったのでした。
屋根なしのトロッコに乗っていた時間がとても長かった記憶があります。
台湾は暑い所ですが、トロッコ乗車中に標高が上がり気温も上着が必要なほど下がりました。
終点は無人駅だったような。
標高のせいか、そこから山小屋に毛が生えたようなホテルまで歩く僅かな距離で息が上がりました。
老婦人たちはおれより苦しかったはずですが、不機嫌になるようなことはありませんでした。
シャワーを浴び、眠って翌朝、というかまだ暗いうちにホテルを出て日の出がみれるスポットまで喘ぎながら歩いた記憶。
シャワーと就寝の間に食事があったはずですが、それは記憶から抜け落ちています。
日の出が観れるところに着いて、空を見上げても星は見えず、嗚呼、天気がわるくて観れない、なんてことになたら、この老婦人たちに申し訳ないなー、などと。
徐々にあたりが明るくなってきて、仰ぎ見る山の左肩から日は無事に昇ってくれました。
ご来光は荘厳でしたな。
彼女たちもとても喜んでいました。
おれもほっと一息。
おや? なんだかネタとして使えそうな気もしてきました。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲。
またしてもマカロンズ・プロジェクト『HOLD US TIGHT』。