土曜日。
作業所が開所して、おれは通所しました。
「映画が観たい」と前日に施設長にお願いしました。<『ドライブ・マイ・カー』
以前もビートルズを扱った『イエスタディ』をリクエストし、作業所で観たのですが、それはアタマから20分観て結末が予想できる退屈なものでした。
今日の映画もビートルズと繋がってはいますが、村上春樹を介してでした。
春樹の短編集のなかの1作がネタ元でしたが、映画は3時間に及ぶ大作で、今日は1/2まで観て、続きは来週に観ることに。
本作は観る者に親切ではありません。
ベケット『ゴドー~』やチェーホフ『ワーニャ叔父』も扱われているものでした。
ネタ元が短編小説だし(読んでいませんが)、映画もこじんまり纏まったものだと思い、リクエストしたのですが、全然ちがっていました。
のっけから濡れ場シーン満載で、えー? 作業所で観るに相応しくないものを所望してしまったの? と危惧しましたが、誰も文句をいわずに。
ともあれ、集中して観ないと、おいてきぼりを食らうことは、始まってすぐに解りました。
1時間40分程度集中して、とても疲れました。
それでもまだ半分。
西島秀俊という役者さんに惹かれて観たいと思ったのですが、彼以外にも、出演する全ての役者さんが優れてると感じました。
まー、でも、楽屋受け、即ち映画制作関係者に受けそうな類いの作品ではありました。
『イエスタディ』にケチをつけ、本作を「難解!」と文句をいうおれは何なんなんでせうかね。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲。
ザ・ビートルズ『ドライヴ・マイ・カー』。
双子のモナリザがカバーしています。
追記。
くも膜下出血で亡くなる設定の、主人公の妻役の女優さん霧島れいかのウエストのくびれは、人に観られることが生業の者に相応しく美しかったです。