土曜日。
休日。
おれの地域の感染者は前週比で1000人以上減ってきていますが、それでも5000人以上。
今日もスーパーへ食材を買いに行っただけで、部屋にこもりました。
昨日は夕方にバネ式のカポタストが壊れ、ネット通販で壊れたものより少し高価なものを買いました。
そうすることで運賃がかからなくなるから。
ブツは昼間に届き、便利な世の中になったものだと。
そう遠くない将来、弦やカポタスト等のアクセサリーだけでなく、楽器そのものも通販が主流になるような気がします。
大手楽器店の壁に吊るしてあるギターの価格は、メーカーからの運送費、家賃、人件費などを乗せ、かつ、儲けもでるように設定しているのだろうから、通販業者が、通販による弊害を克服すれば、繁華な場所の路面店は商売にならなくなる予感がします。
多くの人が、実物を試奏しないで楽器を買う時代は、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。
老舗メーカーの100年続いている型番も、いままで、あって当たりまえだった個体差がなくなる気がします。
手持ちのヤマハは2年くらい前に発売開始された型番ですが、弾くとその思いが強くなります。
木材の機械によるシーズニングやデジタル解析によるブレイシング、生鳴りに近いピックアップの出力など、新しい技術でつくられたヤマハFSX-5は、ほぼ同じ木材でつくられた米老舗型番の半値で買えます。
ここでいう老舗型番はマーチンOOO-18を想定しています。
以前に所有していました。
この2本に音の優劣はありません。
おれの世代だと、思春期に聴いたレコードの、マーチン、ギブソン刷り込まれ体験は大きなものですが、いまは情報が溢れているし、似たスペックが半値で買えることも広く知れ渡る世の中になって、若い人が老舗型番を選ぶ理由が希薄になってきていると思うのです。
ところで、ヤマハのこのシリーズは人気が高く、いまのところ、路面店と通販で値付けがほぼ同じですが、おそらく通販屋さんは良い商売になっているのでせう。
突然ですが別の話を思い出しました。
クルマが電気化すれば、エンジンではなくモーター駆動になり、モーターはエンジンより部品数が圧倒的に少ないそうです。
トヨタはそうなったときの下請け業者の扱いをどうするのでせうか。
いまでも、頻繁に起きるリコール問題は、下請けを潤すためにメーカーが申告する場合がある、といった人がいました。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲。
現行マーチンOOO-18はこういう音で鳴ります。
米通販屋さんらしき人のデモ動画です。
日本で新品を路面店で買うと34~35万円。
高いっすね。